土日はあっという間に終わり、また月曜日。
今日はエコーをやった。
右の尿管が少し膨らんでるかな?という程度。

明日は点滴の入れ替えとまた血液培養を採る予定。痛いこともたくさん頑張ってる虹翔。こんなに頑張ってるんだから、そろそろ退治できてもいいんじゃないか、そう思った。

相変わらずミルクの飲みもいい虹翔は、5kg到達。どんどん大きくなっていった。

今日はたまたま、看護学生時代からお世話になっている仲の良い先生にあって、虹翔のことを抱っこしてもらった。自分の勤めている病院だから、知っている人ばかり。初めは少し気まずかったけど、逆にここに勤めていてよかったな、虹翔の初めての入院がママの勤務先でよかったな、なんて思えてきた。

 


次の日、採血、血液培養、点滴の入れ替え。よく頑張ったね。今日は皮膚科の先生もまた診にきてくれた。

菌のせいで全身に発疹が出ている可能性もあるね、と。新しい薬を出してくれた。


採血結果が出た。
CRPは0.1まで下がった。よかった。でも、WBCやALPは相変わらずの高値。この数値に関してはやっぱり異常だから、県内の一番大きなこども病院の先生に紹介しようかなと話してくれた。心配だから是非そうしてほしい、そう伝えた。


1日経って、また、採ったばかりの血液培養から菌が出たことを伝えられた。

そして、

これだけ血液培養から菌が消えずに出続けているのは異常。ここでできることは全てやった、もうこれ以上のことはこども病院へ行ってやってもらうしかない。明後日こども病院へ転院しましょう。

そう言われた。思ってもいなかった突然の転院。
今週には帰れると思って頑張って来たのに、もうすぐお家に帰れると思っていたのに、次に行くところはもっと大きな病院だった。

他にも心配なデータがいくつかあって、もしかしたら免疫系が弱いのかもとも言われた。早い段階からこども病院の先生と連絡を取っていてくれたみたいで、こんなにも早くこども病院へ行けることは幸せでラッキーなことだった。

そう分かっていても、すごく不安で不安で、1回だけ、虹翔の前で泣いてしまった。虹翔は小さな身体で原因もわからない菌と闘って頑張っているのに。1番辛くて不安なのは虹翔なのに、まるでわたしの方が辛いかのように号泣してしまった。

それが分かったのか、虹翔はずっとわたしを見つめていて、ギュッとくっつくとすごく落ち着いていた。

そんな不安が増した今日は、虹翔が生まれて2ヶ月記念日だった。



次の日。
また心臓のエコーをしてもらった。
やっぱりここも異常はなさそう。
主治医の先生も、どこに原因があるのかわからず、お手上げだと言っていた。
もしかしたら、自分たちの血液培養をとる手順に問題があって、毎回菌が生えてしまうのかもしれない。もしそうだとすれば、もう一度こども病院でとってもらった時に、菌が出ない可能性もある。もしそうだったらすみません、、そう言っていた。

でも何度も菌は出ているし、それはないだろうなと思った。

こども病院へ行けば何かわかるかもしれない、菌が消えるかもしれない。不安で押しつぶされそうだったけれど、その反面、大きな病院へ行くことに安心感と期待もあった。


仲良くなったママも心配してくれた。
でも大丈夫だよって、応援してくれた。
家族もみんな心配して、応援してくれた。


荷物をまとめて、いよいよ明日は転院の日。
ここで過ごす最後の夜。

入院してから22日、虹翔は今日で生後62日。


やっぱり不安な気持ちが大きくて、いろんなことを考えながら眠りについた。