今回は,普通に計算してもできるが。
作問の背景に,高校で習う数学の公式が見え隠れしているという問題です。
センター試験に登場してもおかしくないパターンです。
2006年ラ・サール
【問題】
200の正の約数1,2,4,・・・,200について考える。次の問いに答えよ。
(1)約数全ての和を
S=1+2+4+・・・+100+200
とおく,Sを素因数分解せよ。
(2) 約数全ての2乗の和を
T=12+22+42+・・・+1002+2002
とおく,Tを素因数分解せよ・
(3) 約数全ての逆数の和
U=1/1+1/2+1/4+・・・+1/100+1/200
とおく,Uを求めよ。
(4)約数全ての逆数の2乗の和を
V=(1/1)2+(1/2)2+(1/4)2+・・・+(1/100)2+(1/200)2
とおく。 Vを求めよ。
【解説】
約数の和を普通に計算すると
S=1+2+4+5+8+10+20+25+40+50+100+200=465
です。この数を素因数分解する・・・という手順で解くことができます。
公式を使うと
まず,200を素因数分解して 23×52
S=(1+21+22+23)×(1+51+52) ・・・①
=(1+2+4+8)(1+5+25)=15×31=465
と計算できます。
Sの素因数分解が答なので,15×31から出発して (1) 答 3×5×31
公式の意味は,展開をするとわかります。
①式を展開すると
1×1+1×51+1×52
+21×1+21×51+21×52
+22×1+22×51+22×52
+23×1+23×51+23×52
になり,12個の項が出てきます。一つ一つの項が,200に対応しているので,①式は200の約数の和に等しくなります。
2乗の和は,各項を2乗するので
T=(1+22+24+26)×(1+52+54)=(1+4+16+64)(1+25+625)=85×651
=5×17×3×7×31 (2) 答 3×5×7×17×31
逆数の和 U を200倍すると
200U=200+100+50+・・・+2+1
たす順番が逆になった,約数の和になります。
200U=465 (3)答 U=93/40
Vを 2002倍(40000倍)すると
40000V=2002+1002+502+・・・+22+12
Tになります。
40000V=3×5×7×17×31 (4)答 V=11067/8000