東大の確率問題(S46) | 東大カリスマ塾長 浜田一志公式ブログ -9割が伸びる”文武両道”勉強法-

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【問題】

3人でジャンケンをして勝者をきめることにする。たとえば,1人が"紙"を出し,他の2人が”石"を出せば,ただ一回でちょうど1人の勝者がきまることになる。 3人でジャンケンをして,負けた人は次の回に参加しないことにして,ちょうど1人の勝者がきまるまで,ジャンケンをくり返すことにする。 このとき,k回目に,はじめてちょうど1人の勝者がきまる確率を求めよ。



【解説】

 "紙","石"という表現が時代を感じさせます。


3人でジャンケンするとき

(ア)勝者が1人

(イ)勝者が2人

(ウ)あいこ

の可能性があり,それぞれの確率をまず求めておきます。


3人とも3通りの出し方があるので,全体では3×3×3=27通り

(ア) Aだけが勝つとすれば,(グー,チョキ,チョキ),(チョキ,パー,パー),(パー,グー,グー)の3通りがあり, Bだけが勝つ場合も3通り,Cだけも3通りなので, 3×3=9通り

   したがって,確率9/27=1/3 です。

(イ) Aだけが負けるとすれば,(パー,チョキ,チョキ),(グー,パー,パー),(チョキ,グー,グー)の3通りがあり, Bだけが負ける場合も3通り,Cだけも3通りなので, 3×3=9通り

   したがって,確率9/27=1/3 です。

(ウ),アとイの場合以外があいこなので,1-1/3-1/3=1/3 です。


次に,2人でジャンケンをするときも考えて

(エ)勝者が決まるのは,6/9=2/3

(オ)あいこ 1-2/3=1/3


k回目にただ1人の勝者がきまるのは,次の(a),(b)の2つの場合があります。

(a) 3人のあいこが続き最後に1人になる場合。

   k-1回目まで3人のあいこが続き,k回目で1人にきまる。

    (ウ)の確率^(k-1)×(ア)の確率

  =(1/3)^(k-1)×1/3

  =(1/3)^k  ・・・①

(b) 途中で3人から2人になり最後に1人になる場合。

   3人から2人に絞られるのは,1回目,2回目,・・・・,(k-1)回目のどれかですが

   これをj回目として計算すると。

   j-1回目まであいこ,j回目で2人になり,(j+1)~(k-1)回はあいこ,k回目で1人にきまる

   (ウ)の確率^(j-1)×(イ)の確率×(オ)の確率^(k-j-1)×(エ)の確率

  =(1/3)^(j-1)×1/3×(1/3)^(k-j-1)×2/3

  =2×(1/3)^k

   jの値は1,2,3・・・(k-1) の(k-1)通りあるので

  確率=(k-1)×2×(1/3)^k ・・・②


最後に,①式+②式より

  (2k-1)/(3^k) ・・・(答)


※ aのb乗を a^b と表しています。