レッスン9

 

I see nothing as it is now.

 

わたしは、今のありのままの姿を見ていません。

 

 

1.このアイデアは、明らかに前の2つのレッスンの続きです。

ただ、頭ではこのアイデアを受け入れることはできるとしても

まだあなたにとって何の意味もないでしょう。

とはいえ、この時点では、理解することは必要ありません。

実は、自分は理解していないと認めることが、

あなたの間違ったアイデアを取り消すための必要条件です。

こうしたエクササイズは練習することが重視されているのであり

理解することは求められていません。

あなたは、すでに理解していることを練習する必要はありません。

実際、理解を目指しているのに、すでに自分は理解している

と思い込んでいれば、堂々巡りするだけです。

 

 

2.  訓練されていない心にとって、

自らが描き出しているものがそこには存在しないということを

信じることは難しいです。

このアイデアはかなり心をかき乱すことがあり得るし、

さまざまな形で激しい抵抗を引き起こすかもしれません。

しかし、心の乱れや抵抗がこのアイデアを当てはめることを

不可能にすることはありません。

このエクササイズにおいても他のすべてのエクササイズにおいても

アイデアを適用すること以上のことは求められていません。

一つ一つの小さな一歩が暗闇を少しずつ取り除いていき、

心を暗くしていたガラクタが一掃され、

ついに理解が訪れてその光で心の隅々まで輝かせるでしょう。

 

 

3.  このエクササイズは、1日3〜4回行えば十分です。

周りを見渡し、目に留まるものには何にでもアイデアを適用します。

無差別に当てはめることが求められていること

そして何かを除外しないこと

という極めて重要なルールを忘れないでください。

 

例えば、

 

わたしはこのタイプライターを、今ありのままに見ていません。

 

わたしはこの電話を、今ありのままに見ていません。

 

わたしはこの腕を、今ありのままに見ていません。

 

 

4.自分の.近くにあるものから始め、さらに範囲を広げます。

 

わたしはあのコートラックを、今ありのままに見ていません。

 

わたしはあのドアを、今ありのままに見ていません。

 

わたしはあの顔を、今ありのままに見ていません。

 

 

5.繰り返しますが、

目に留まるものすべてを取り上げる必要はありませんが

特定の何かを除外することは避けなければなりません。

この区別において、自分に正直であってください。

あなたはこの区別を曖昧にしておこうとするかもしれません。

 

 

 

 

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練習の目的です。

 

今までの見方を手放し、新しい見方を受け入れるためには

<見ているものを自分は理解していない>と認めることは必須である

ということを受け入れること。

 

指示に従って練習すること。

つまり、無差別にアイデアを適用すること。

視界に入ったものすべてを対象とする必要はないが

特定の何かを飛ばすことはしない。

この2つの違いについて自分に正直であること。

 

 

 

 

 

練習の仕方です。

 

1日3〜4回、その都度1分ほど行う。

 

 

まず、自分の周りを見渡し、目に止まったもに対して

 

 

わたしはこの(   )を今ありのままに見ていません。

 

 

 

と唱え、次のものに移動する。

 

 

それから

 

自分の周りから遠くへと範囲を広げ

 

 

わたしはあの(   )を今ありのままに見ていません。

 

と唱え、次のものに移動する。

 

 

 

 

あなたに求められているのは、

ただ指示通りに当てはめることだけです。

アイデアを判断することは求められていません。

ただ使ってください。

それらを使うことで、アイデアはあなたにとって

意味のあるものとなり、真実であることを示してくれるでしょう。

(ワークブック・イントロ・段落8)

 

 

 

 

頭ではわかっている、でも、行動が伴わない

 

 

わかってはいるんだけど。。。

 

 

とつぶやくことはありませんか?

 

 

でも

 

わかっているつもりでも、本当はわかっていないのです!!

 

 

 

 

 

<わかっている>ということは

 

<できている>

 

 

すでに

 

<実践している>、<経験している>

 

ということです。

 

 

だから、

 

「はい、わたしはわかっていません!」認めてしまいましょう🌱

 

 

だって

 

 

なぜエクササイズをしているかというと

 

 

まだ、経験していないからですよね!

 

 

すでに経験していることを練習する必要はありません。

 

 

 

 

別の見方の教えはとってもシンプルです。

 

 

 

今までの見方についてはわかっている!

 

別の見方についてはわかっていない!

 

 

 

わかっていないことをわかっていることで

理解しようとするのは無理ですね!

 

 

 

わたしたちは

 

新たな心の使い方のトーレニングをしています。

 

 

これは

 

肉体のトレーニングと似ています。

 

 

少しずつ筋力をつけ、

 

柔軟性を育み、しなやかでのびやかな心を経験していきましょう!

 

 

 

 

 

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わたしはこの手を、今ありのままに見ていません。

 

わたしはこのスマホを、今ありのままに見ていません。

 

わたしはあのレジの人を、今ありのままに見ていません。

 

 

 

訓練されていない心にとって、

自らが描き出しているものがそこには存在しないということを

信じることは難しいです。

(段落2)

 

 

はい その通り!!

としか言いようがない。。

 

 

わたしにはリアルとしか思えないけれど

リアルではないのかな。。。

 

ありのままの姿ってどんなだろう。。。。

 

 

 

 

 

 

子供の頃に

 

父が下の姉とわたしにしてくれたお話のことを思い出しました

 

白馬に乗った王子様が

 

みほこちゃん(姉)とまっこちゃん(わたし)のいる町にやってきて

 

「今日はどの子をお城に連れて行ってあげようかな?」

 

と言って

 

集まってきた大勢の子供たちを見渡して

 

「みほこちゃんとまっこちゃんにしよう!」

 

と言うのです!

 

あ〜、なんたる喜び!

天にも昇る心地。。。。

 

 

王子様の白馬に一緒にまたがって

 

お城についたら

 

お菓子とか果物とか(当時、我が家では貴重品だったチョコレートとかバナナとか。。。)

ありとあらゆるおご馳走が用意されていて

 

いっぱい食べて

いっぱい遊んで

いっぱい楽しんで

 

好きなものを好きなだけお土産に持って帰ってね

 

と言ってもらって

 

お家に送ってもらう

 

という夢のようなお話。

 

 

このお話が大好きで

 

「王子様のお話、してして!」と父にせがんだものです。

 

 

この時のわたしは

 

はっきりと

この光景のすべてを描きだしていました!

 

すべてを味わっていました!

 

 

 

目の前にないものだって、

 

目の前にあるもの、触れることができるものと同じように

 

わたしにとってはリアルでした。

 

 

だから

 

もしわたしが見ているものがリアルではないとしたら

 

と想像してみることも楽しいかもしれませんよ🌱

 

 

 

心の扉をひらいて

 

リアルなものを見たいと思うのも悪くないかもしれません🎈

 

 

 

(わたしの練習体験は2017年3月のものをそのまま載せています。)