神護寺のすばらしい国宝 | 本質が活きる・みちひらきコーチング☆室井奈実

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立秋に不忍池辯天堂に参拝後、
そのまま上野公園の中を抜けて、
(ひたすら木陰を歩きました)

東京国立博物館(トーハク)の
『神護寺』展
空海の真言密教の世界を鑑賞。

神護寺所蔵の多くの国宝を堪能しました。

空海と真言密教の始まりの地
とされる神護寺は
京都の高雄山・山奥にあり、
ぷらっとは行けない感じです。

 

トーハクで御本尊も拝めるというので
ラッキーなのです。

テレビ番組で
特集が放映されたこともあり
暑いのにもかかわらず
多くの方が来館されています。
(空海さん大人気)
 

実は今年6月に奈良で開催された
「空海展」にも行きました。

 

ここでは空海を中心に
全国の寺院からの宝物を鑑賞したのです

image

その中でも目玉とされていた
修復を終えたばかりの
現存最古の曼荼羅=高雄曼荼羅を拝観し、
密教の世界観と宇宙観のパワーに
ビックリしたのでした。
(言葉にならない感覚)


でも黒くて薄っすら金彩が見えるだけで
視覚的には
よく分からなかったのです。

なのでトーハクでリベンジ
再び高雄曼荼羅の胎蔵界を拝観です。
(後期が金剛界)


事前に調べてインプットしたのと
2度目なので、
少しだけ密教の理解が進みました。

密教の世界は理屈じゃない気がします。
空海が言う通り
五感で感じるきるのが良いみたい。


展示の中で印象的だったものを
少しだけ書きます。

空海直筆の
「灌頂歴名(かんじょうれきみょう)」

 

メモ書きみたいに
墨でサラサラと書かれ、
間違えたら塗り潰しされている。
(これが国宝か??)


空海と言えば、
平安初期の三筆の1人で、
「金剛般若経開題」の草書体
端正で力強く美しい字の
イメージでしたが、

この灌頂歴名のメモ書きには
どこか親近感が湧きます。



私が好きなのは仏像で
(我が主人はフィギュアと呼ぶ。)
 


国宝『五大虚空蔵菩薩像』
素晴らしかった。

 

五体の虚空蔵菩薩像が

曼荼羅の世界を表し
展示されていています。

 

どの虚空蔵菩薩も品性があり
穏やかで、見ていて飽きない。

五体の仏像には
色がついていたそうです
当時にタイムスリップして
みてみたい。

次に
国宝『薬師如来立像』
一本の木を彫り作られただけあり
全体に重々しく威厳があります。
(ふっくらな身体の線が美しい)

お顔からも威光を放っている風情は
不安定な平安の世を
護っているかのようでした。

平安初期の仏像は美しいです。


新薬師寺でも感じたのですが
薬師如来像の前に立つと
「ちゃんとこの世のお役目を
果たしなさい」

脇道にそれないでと
言われている気がするのです。

不思議ですね。
 

撮影エリアでは
増長天像(左)と持国天像(右)

 

増長天像

とても美しい線と装飾です
 

持国天像

力強いですね。


その他にも国宝
教科書にも掲載されている
「伝源頼朝像」の絵画
(こんなに美男子だったの??)
「伝平重盛像」の絵画
(源平なの?)

神護寺を擁護した方々の肖像画

など美しい絵もありました。



神護寺所蔵を中心に
平安〜江戸時代の宝物が
一挙に公開されていて
一回では把握しきれないほどでした。


8月下旬に
両界曼荼羅の金剛界を始め
後期の展示物を
再度鑑賞することにします


8月はおとなしく
都内で美術鑑賞三昧です。

 


親愛を込めて!
With Joy & Love~
ハート