主人と母の最後のお約束☆母が天に還る③ | 本質が活きる・みちひらきコーチング☆室井奈実

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皆さま ごきげんよう!

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みちひらきコーチ 室井奈実です。


今年の夏は
「最愛の母が他界する」という
大きな出来事がありました。

振り返りながら
「母が天に還る編」
書き記しておこうと思います。
(私の備忘録です)

ご参照記事↓
母が天に還る編
①母と私が生まれた土地で守護を祈る
②誕生日には母に感謝を伝える
 

 
私の誕生日が過ぎ
母の入院も4週目に入った
7月17日。
(天川弁財天の大祭の日)

母はどんどん食事の量が減り、
病院食をほとんど食べなくなりました。


病室で独りでいる時は
あちらの世界に引っ張られ、
意識が遠のいているかのように見えます。
 
そして
声をかけると戻ってくる。
(耳だけは良く聞こえているのね)
そんな状態の繰り返しでした。

 
お医者さんからは
「病院食に限らず、
 お母さんが食べたい物を
 どんどん食べてもらってください」
と言われ、

毎日、何かしらの好物を
持参することにしました。

よく手作りの甘酒と
果物を好んで食べていました。

私の誕生日に義両親からいただいた桃。
今年は特別甘く、
細かく刻んでよく持参しました。
 

主人の仕事が休みだったので
「ウォーキングがてら
病院へ母のお見舞いに行こう!」
と誘ってみました。

なぜなら・・
主人は母のことが大好きなのです。

母の余命のことを話しても
「そんなはずがない・・信じない」と
聞き入れてくれないのです。

主人は直接母に会った方が
良いと思ったのです。

病院までのウォーキング途中で
出会ったゆりたち。
今年はゆりがよく咲いています。

主人がお見舞いに行くと、
母は
とても嬉しそうでした。

すぐに「ありがとう」と言います。



私が

「ムロりんはママのお料理の
 ファンなんだって・・
 味付けがムロりんの好みに
 ピッタリらしいよ」
と言うと
 

「退院したら
 たくさん作ってあげるからね」
と約束をしていました。


主人はその週末、
札幌に出張だったので
そのことを母に伝えると・・
「美味しい物がたくさんで
 良いわね〜」と羨ましそう
 
「何かお土産を
 リクエストしてみたら?」
と言ってみると

「プリン・・」
と言い、お願いしていました。

主人が
「どうせちょっとしか
 食べられないなら
 美味しい物を
 食べたほうがいいよね」
と言うと

母は「そのとおり!」と
力強く大きく頷き
ユーモラス一面を見せ、
楽しそうでした。


札幌のお土産に
プリンをリクエストた母は、

最後まで
「忘れないでね・・」と

にっこり笑って
主人に督促をする〜笑

他愛のないやりとりで
穏やかな時間が流れていきました。


主人はプリン持参で
次に会えると信じて・・

母とハイタッチをして
病室をあとにしました。


母のご機嫌な時間です。


病院から出た後、
変わり果てた母の姿に
主人は呆然としながら
札幌で一番美味しいプリンについて
すぐにネットで調べている。
image
後日、届いた
札幌のKINOTOYAさんのプリン

主人も母に会えてよかった。
 
だって母のことが
本当に大好きだったから〜笑

 
つづく↓↓
④母を決して独りにはしないという私の約束

 

親愛を込めて!
With Joy & Love~
ハート