クライアントさんから心理ブロックなどの影響で、
思い込みや囚われを手放したいけれど、
「感情を手放すという感覚はどんな感じですか?」と質問を受けます。
何だか嫌だなという感情・痛み・悲しみ・恐れなどに
囚われてしまった時、
「手放したい!」と思えば思うほど、
その感情が手放せない・・ということがあると思います。
あまりに「手放さなければならない・・・」と強く思いすぎる・・
何度も「手放せたかどうか?」を確認しすぎる。
あ~「やっぱり100%手放せてないや・・・」みたいな感じですね
ある感情に過度にフォーカスしすぎると、そこに特別な思いや
チカラが入ります。
「執着」してしまい、逆にしっかりと握り締めている状態です。
意識的にも無意識的にも、そんなにがっちりと握り締めていたら、
手放したくても手放せないよね。
私の感覚ですが、手放す感覚はココロの中で「じわ~」と
嫌な気持ちの塊りや氷が溶けていくのと似ています。
気がついたら、自然に嫌な気持ちがトロトロと溶けていき、
だんだんその度合いが小さくなっていく・・・
最後には空気に混じってどこか行ってしまった感じです。
溶け具合のスピードも、その時の感情によってまちまちです。
(c) tomo2
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1.まず自分が「嫌な感情や悲しみ」を持っていると認める
2.思いっきり「嫌だった~悲しい~」などと感じきってみる。
3.その後に「その感情を手放す。」と瞬間ココロに決める。
4.最後に、ココロもカラダも緩めて、自然の流れに身を任せる。
「手放さなければならない!」と頑張っていると、
ココロやカラダに緊張が走り、逆にしがみつくことになるので
手放すタイミングがどんどん遅くなります。
「緩めて自然の流れに身を任せる・・・」キーワードです
これは「楽しみ」や「喜び」にも言えるのだと思います。
「人生を楽しむ」にあまりに執着すると・・その「楽しむ」にしがみつく。
「人生を楽しまなければならない・・」という思いが、
ココロのどこかで、
「今、私は人生を楽しんでいないのではないか?」
「人生を楽しめない体質の私がいるのではないか?」
という懐疑心を生む可能性があります。
また、あまりに楽しかった思い出ににしがみついてしまうと、
「あの時は楽しかった・・」とずっと過去のピンク色に生きてしまって、
「今の私は楽しんではいない・・・・」といったパターンに
陥ることもあるでしょう。
「楽しまなければならない」という執着を一度手放してみる。
イメージは、手のひらにたくさん持っている「楽しみや喜び」を
風に乗せて飛ばしてみる感覚です。
(c) Vanri
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楽しみ・・喜びのおすそ分け的な気分かな?
気持ちがいいほどに飛んでいきますよ・・
幸せが自分を中心にどんどん広がっていくイメージです。
ココロに余裕ができて、いつでも楽しみや喜びは
自分の内側にあり、それは常に感じ続けていることに
気づけるのでは・・・と思います。
「変化」も同じです。
「私は変化しなければならない・・」とあまりに執着すると、
「まだ変われない自分」が意地悪そうに顔をだしてきます。
「変化は自然に必ず起こる・・」といったんココロに決めたら、
あとは流れに身を任せて、やることをやっていくだけです。
気がつくと、変化は起きています。
私は人は自然の流れで、気持ちよく変化していくものだと
思います。
「ココロやカラダを緩めて、執着を手放すと・・・
新たな思いや感覚が自然に創られていく」
明日は満月でデトックス日和です
月の光のシャワーと温かいお風呂で、ゆるりと手放してくださいね。