奇跡講座に出てくる用語の解説です。
何回聞いても、いつもわからなくなってしまう、奇跡講座の「用語」
今回は、智識と知覚について書いています。
<<<大内先生の奇跡のコース、田中先生の奇跡の道も網羅したかったのですが、
調べるのに時間がかかりすぎるため「奇跡講座」のみにいたしました。>>>
奇跡講座に頻出する「コミュニケーション」「親交」と 、
急に出てきてびっくりする「聖餐」という言葉について書きたいと思います。
先週のクラスで、第3章第5節知覚を超えてをやりましたが、
突如「聖餐」が出てきます。
3.V.10.4 (奇跡講座テキスト編p84 )
日本でキリスト教に馴染みのなく生活している私たちは
「聖餐」が急に出てきてもわからないですよね〜。
私はわかりませんでした。
祈り vs 聖餐??
まずは 聖餐(Holy communion)とは
キリスト教のミサに参加したことはありますか?
私は、一度だけ、オーストラリアで 教会のミサに参加させていただいたことがあるのですが、
ミサの終わりに、参列者がゾロゾロっと行列を作って
神父様のところに歩いて
神父様に白い丸いビスケット状のパンを口に入れていただきます。
日本国語大辞典によると
聖餐: 〘 名詞 〙 ( [英語] Holy Communion の訳語 )
イエス‐キリストが、十字架にかけられる前夜の最後の食事を記念して行なう教会の儀式。
キリストが最後の晩餐で、パンと葡萄酒をとり、「これわがからだなり、わが血なり」と言ったことに基づいて、
パンと葡萄酒を会衆に分かつ儀式で、
洗礼式とともに、キリスト教でもっとも重要視される。聖体拝領。感謝の祭儀。聖餐。
この儀式を聖餐というそうです。
つまり、肉体の象徴のパンと血の象徴のワインを体内に入れることによって、
神の子イエスと「ひとつになる」ということのようだと思われます。
奇跡のコースで、肉体を「神の子」とはみなさない。
奇跡のコースでは、私たちが「ひとつになる」のはもちろん「肉体」ではありません。
ですから、奇跡のコースでの「聖餐」とは もちろんパンとワインをいただく儀式にはなりえません。
奇跡講座では聖書の翻訳にはなるべく忠実な言葉を使うように心がけていらっしゃるようなので
そのまま聖餐という言葉が使われているために
祈りと聖餐 が並列になって、突飛な印象です。
聖餐の英語は communion 意味は「親交、霊的なつながり」
ですが
聖餐の英語 communion の意味を調べると、「親交、霊的なつながり」
「親しく交流すること」となると、意味がわかりますね。
奇跡のコースの「communion」の意味は、
マインド・こころの交わり、共有です。
キリストの心を、聖なる瞬間そして聖なる関係で、兄弟である私たちとシェアすること。
3.V.10.4 (奇跡講座テキスト編p84 )
この文を解説すると
*知っている者=分離していると思っている私たちは、知覚することしかできず、知る(智識)ことはできないのですから
知っている者とは、分離をしていない、エゴでない存在ということになりますね。
*祈りとは、私たちが分離を信じている状態から目覚めさせていただくようにと神へお願いすること。
*聖餐 は「親交」
分離をしていないと知っているものは、分離から目覚めることを神にお願いすることは必要ない、
神、聖霊、キリストと親交している、それが普通な自然な状態です。
分離をしていないと知っているものは、分離から目覚めることを神にお願いすることは必要ない、
神、聖霊、キリストと親交している、それが普通な自然な状態です。
と書いてあると思います。
ややこしいのが、奇跡講座では親交と訳されているのは「コミュニケーション]
長くなってきましたので、 今回は聖餐=communion =親交までにしますが、
親交という言葉で大事なことがありますので、ちょこっとだけ書いておきます。
ややこしいのですが、
ト書きされているので、お気づきだと思いますが、
奇跡講座で「親交」と訳されているのは 実はcommunication(コミュニケーション)という単語です。
コミュニオンとは、まさにコミュニケーションなのです!
コミュニケーションまで書くと膨大になってしまいますので、
また今度 コミュニケーションについては書きますね!
ニューヨークの雑踏から逃れる静謐な空間 セントパトリック教会
素晴らしいのでぜひ行ってみてください。
おまけ
communication コミュニケーション (〔情報のやりとり、意思疎通、共感)」
communion コミュニオン(親交、交流、聖餐)
com って見えたら 一緒にという意味が潜んでいることが多いと思います。
communion は com (一緒に)+ union (一つに繋ぐ) ですから、まさにACIM!という言葉ですね!
[ちなみに、acim の中でコミュニケーションは183回、コミュニオンは19回出てくるそうです]