1y2m:サイゼリヤのおばあちゃん② | 歳の差3きょうだい母は乳がんサバイバー

歳の差3きょうだい母は乳がんサバイバー

中2長男、小5長女、3歳次男を育てるフリーランスのワーママです。
2024年3月、46歳で乳がんが見つかりました。
浸潤性乳管癌ⅡA/ER:+/PgR:+/HER2:-/Ki67:12% →リュープリン2年&タモキシフェン10年

こちら↓の記事、アメトピに掲載して頂いたようですニコニコ

ありがとうございますキラキラ


で、これとまた別の日に再び次男とランチにサイゼリヤに行きましたら(どんだけ行ってんだ笑い泣き)、通路を挟んだ反対側に老夫婦がいらっしゃいました。

おばあちゃんは赤ちゃんが大好きみたいで、次男を見てずーっとニコニコしています。


いつもと同じ次男用のメニューが届き↓
(写真は以前のブログのもの)

私はその老夫婦に背を向ける格好で、せっせと焼きたての熱々パンをちぎってスープでふやかし、次男に食べさせていました。

そしたら、耳元で
「かわいいわね〜」
の声。

はっと振り向くと、いつの間にか向かいの席から来て、私達のテーブルに身を乗り出していたおばあちゃんの顔ドアップポーン

距離、近っ!!

思わず「うわっ」と声が出ました、私。

「あ、ありがとうございます…」
と答えると、おばあちゃんはドリンクバーへ向かって行きました。


その時に思い出したんですよね。
あのおばあちゃん、昔会ったことある!

まだコロナの前、育休中のママ友とよくフードコートでお茶してたんですけど、それこそ毎回ベビーカーの中にいる友達の赤ちゃんをのぞきこんで「かわいいわね~」と話しかけていくおばあちゃんがいたんです。それがあのおばあちゃん!
ホントに行くたびに毎回いるの!!

当時ママ友の「あぁ、ありがとうございます…」の塩対応が疑問だったけど、再び赤ちゃんを持った今ならよく分かる。

怖い怖い、距離近い注意
子供守らなきゃ!!

母性の薄い私ですら、そうとっさに思いました。



次男のご飯が終わり、眠たくてグズグズしてきた次男をベビーカーに乗せて、今度は入眠用のミルクの準備。

そしたらまたあのおばあちゃんがやってきたハッ

友達の赤ちゃんにしたように、ベビーカーに乗る次男をのぞきこんで「かわいいわね〜」と言うおばあちゃん。

次の瞬間に、次男の手を触りましたガーン

私、一瞬固まって
やめて、触らないで!
手くらいで騒ぐのおかしいのかな…
が頭の中をぐるぐる。

その間、1秒にも満たなかったと思います。

そしたら、おばあちゃん、今度は次男のほっぺを触ってきたピリピリピリピリピリピリ

ブチっ。
それは鈍い私でも流石に一発レッドカード注意注意注意

即座に「やめてください」と言いました。


そこで私が予想していた次の展開はさ、
『ごめんなさいね、かわいくてつい…』とおばあちゃん去る。
だったわけですよ。


しかしだ。斜め上の返し来た。


満面の笑みで「え?」。


え?じゃねぇよ、こっちが「え?」だわ炎


もしかして耳が遠い?と思い、ほとんど耳が聞こえない私の祖母に話しかけるように、ゆっくりはっきりと「さわらないで」と言いました。

にも関わらず、「え?」と言いながら次男の手を再び触るおばあちゃん。

えーーーー、なんで?!なんなのこのおばあちゃん?!

私も遂に大きな声で「やめてください!!」と言っておばあちゃんの手を払いました。



すると私の声に気づいたご主人が、私より大きな声で
「何やってんだ!戻れ!!」
とおばあちゃんを怒鳴りました。

苦虫を噛み潰したような顔で戻っていくおばあちゃん。

続けてご主人が私に
「ごめんなさいね。認知なもので」


そっか、おばあちゃん、認知症なんだ。

ご主人に怒られたあとは、おばあちゃんも次男に微笑みかけることもなく、そのまま帰って行きました。


おばあちゃんが育児してた頃には、知らない人が赤ちゃん触るのなんて日常茶飯事だったのかもしれない。
でも、昔「かわいいですね〜」って近づいてきて赤ちゃんの腕や足両手で掴んで骨を折ってく女いましたよね。
そんな頭おかしい人もいるし、まだまだコロナ禍だし、インフルエンザも流行ってるし、認知症だからって他人の赤ちゃん勝手に触っていいことにはならないよ。



そしてもうひとつびっくりしたのが、家に帰って家族にこの話したら、私が『やめてください』って言ったくだりで夫が
「え、言ったの?よく言ったね」
と言ったことです…。
同じ状況に遭遇したら、一体どうするおつもりかな真顔