浜松サービスエリアに降り立った私はトイレへ向かっていた…
時刻は深夜の2時 キーンと冷えた空気が首元を通り抜けさっきまでの眠気は吹き飛びふと目を上にやると雲に薄くかかった月が不気味にうつった
その時だった
同じバスに乗っていた女子高生2人が後ろにいるのを感じた
A子ちゃん(仮名)
「あ、この間もここで降りたね~」
B子ちゃん(仮名)
「本当だ。不思議~」
…
A子ちゃん
「あ、この間もミニストップあったよ!」
B子ちゃん
「本当だ!すごーーい!」
いや、あるよ。
そりゃあるに決まってるよ。
この間も同じところで降りてるんだからミニストップあるよ。
私はトイレへ行くという目的意識を忘れ道路の真ん中で茫然自失と立ち止まってしまった
トラックの運転手にクラクションを「パンッ!」と鳴らされなければ今頃 引かれてたぶんスピードはそんなに出てないから打撲程度の損傷を負っていたに違いない