私のプレゼン課題は、日本の伝統芸能のルーツを古典文献などで論証した。
文学、和歌、説話、民俗学などの広範囲な領域に拡大したので初見の資料ばかりだった。

メールを開封すると、定年されたフランス文学者から素敵なメッセージを拝受致しました。

「テーマは、広く深く、あなたでなければ不可能な領域です。
息の長い射程で、悠々と取り組んでください。
僕もあなたに負けないよう、課題を追求していきます。」

機械の歯車のパーツのような代替可能な生き方だけはしたくない!そんなことなら、早く永眠したほうがマシだ!と、内面で過激なことを念じていた高校、大学、大学院時代を思い出した。

ヘーゲルの弁証法みたいに
日本人が日本の伝統文化を習得し
アンチテーゼの西洋文化、思想に傾倒して
アウフヘーベンする。
偉大過ぎるけれど、和辻哲郎のような展開が理想の一形態。

フランス文学者の教授からのメッセージは、心に響きました💖

実家では、和歌囃子でひょっとこの面をつけて

祭事に踊る父の同級生のわかちゃんに久しぶりに再会しました。


「翁」について調査したあとだったので

面をつける神事としての芸能を実演している

わかちゃんを前に熱く語ってしまいました。