本番まで二週間を切った。
手順は一通り覚えた。

次回の稽古からは、着物と帯をつけることになった。

大舞台の前は、打掛を着て稽古をさせられたことを思い出した。
あの暑さから比べたらホットヨガが軽く感じる。

本番衣装は、お気に入りの紫の着物に決めた。
帯もお気に入りの金地のものにした。

舞台映えと品位とを考慮した。

小道具の大きな鈴も実家の衣装部屋から、取り出した。
手獅子や扇獅子まで、発見して懐かしくなった。

日本舞踊が大好きだったことを客観視した。