続きです
頭によぎった知床半島
どこに行けばいいかわからないけど
とにかく向かえば
何かがわかるはず
オホーツク海を眺めながら
車を走らせ1時間ほど
最初に見えてきた滝の文字
とにかく近くに行ってみる
すごい水の量だけど
何も感じない・・・
また車を走らせる
とあるセンターでトイレ休憩しようと寄ったら
フレペの滝
という文字が目の中に入ってきた
ヒグマに合わないように願いながら
センターから数キロ離れたフレペ滝へ
長い距離を歩いく
途中でエゾシカには出会う
(熊に出会いませんようにとまた祈る)
着いた
オホーツク海に面した場所にある滝
雪解け水が染み込み岩の隙間から海へ流れている
強い風が吹いてきて
アイヌドラゴンが何柱も
舞っているのが見える
よくみると
滝は7本?流れている
ボーーーっとしばらく眺めていると
それぞれの滝から
昨日の夜に消えていった6本の鍵が現れて
ぐるぐるぐるぐる宙を周り
一つの大きな鍵になった
またまた幻覚見てるわ・・・
と目の前に起こっている事に猜疑心を抱いていると
その鍵が私に向かってきて
体の中に
入ってきた
はいってきた体感を感じた途端に
経典が開いた
『終わりが始まり』
頭の中で鳴り響いた・・・・
恐くなった私は
経典を思いっきり閉じた・・・・
心臓がドキドキして
何も考えられない
何が怖いのかもわからない
何にドキドキしているのかもわからない
強風が吹くなか
しばらたたずんでいた
なんのために
鍵を集めてたのだろう
なんのために
鍵を集めながら各地をまわっていたのだろう
鍵に関わる旅をしてくれた
仲間達
これから
どうすればいいのだろう
いろんなことが頭の中を駆け巡り
ぽつぽつと
車に向かう
車に向かう途中の道には
両端に白い装束をきて顔も白い布で隠した人たちが
ずらっと立っていて
皆頭を下げている
(画像にすると怖いな)
そして道を抜けると
また風が吹き荒れる
知床地方特有の
エゾゼミが泣いている
ぼーっとしてる
「峠で祈りを捧げなさい」
と言われたので
また車を走らせた・・・・
続く