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卍易風水師のタオですひよこです。
「易経の龍シリーズ⑤」
飛龍~ラストへ
易経の最初のお話は「龍」の物語から始まります。
今まで「夢を抱く龍*潜龍」から始まり、真似をして見て覚えていく「見龍」に向かい、
反省を繰り返し次へのステップへ繋げていく「乾てき」を学び、諦めない心を育てていく「躍龍」となり、
今までの成果が実って大空へ舞、恵みの雨を降らす龍の王「飛龍」となったところまでお伝えをしました。
今日が「易経の龍シリーズ☆ラスト」です。
夢を叶えた飛龍。
飛龍が降らした雨で、草や木の緑が青々と輝いて、村中がとても美しく輝いていました。
飛龍は、大きな雨雲の中に身を潜め、空高くから大地を常に見守っています。
どこへ雨を降らせばいいのかを常に観察しているのです。
雨を降らすのが遅くなれば、草木が枯れてしまう。それを見逃さないようにしっかり観察をしているのです。
【飛龍】
仲間を大切に
身体が大きくて勇ましいの飛龍ですが、厚い雨雲に覆われて姿はみえません。
龍には雲がつきもので、龍の絵には必ずといってういいほど、雲の絵が描かれていますよね。
龍は、自分だけでは雨を降らすことが出来ないのです。
雲という仲間がいるからこそ、雨を降らすお仕事ができるのです。
そして、飛龍が雲を引き寄せることができるのは、地上で一生懸命学んで力をつけてきたからこそ、
雲はその力に引き寄せられるのです。
そう。夢を叶え続けるには「仲間が必要」なのです。
周りの仲間を大切にして「共に在る」という気持ちがとても大切なのです。
以前、キンコン西野さんがSNSで発信されていました、アフリカのことわざ。
「早く行きたいなら一人で行け 遠くに行きたいならみんなで行け」
まさしく!この飛龍の教えそのもの。なのではないかと思います。
雲と共にいる飛龍。
地上から空を見上げているのと、空から地上を見下ろすのでは、見えている世界が違う。
だからこそ、注意が必要なのです。
注意しなければならないのは「偉くならないこと」
雲を呼び、雨を降らせる龍は、多くの人の役に立って、みんなに尊敬され見上げられるようになります。
すると・・・・なんだか偉いと思ってしまうのです。
そして・・・・あれだけ地上で頑張ってきたことも忘れてしまう・・・・・
おごり高ぶった龍のそばには雲はいません。
そんな龍を「亢龍こうりゅう」呼びます。
龍は力を持った生き物だから、もっと高く飛ぼうと思ったら飛べます。
でも、飛ぶときには仲間だった雲たちを蹴って、飛ぶしかない。
そんな龍からは雲は離れていきます。
雲に去られた龍は、ただただ空を飛ぶだけで雨を降らすことはできません。
そのうえ、龍は水の中か水蒸気である雲の中にいなければ、力が蓄えられないのです。
次第に弱っていく亢龍は、とうとう湖の底へ落ちてしまいました。
この龍のお話の最後には「まわりの人が幸せにしているのか」「まわりの人たちの話をよく聞いて」「自分がどう見られているのか、間違っていないか、威張っていないか」を気を付け、これは生涯に渡り努力を怠るな。という事を伝えてくれています。
私自身も、ちょっとしたことで有頂天になったり、ちょっぴり鼻高さんになったりと、お恥ずかしい部分は多分にありますが、こうやって皆さんへ、易経の龍のお話をお伝えしたのですから、まずは自らを整えていきます。
「心がけ」を忘れずに精進していきます。
易経の龍
これにておしまい。お付き合いいただきありがとうございました。