【講座】自分の本を作る方法 | 自死遺族の私が感じたこと日々あれこれ~誰ひとり取り残さない社会へ~

【講座】自分の本を作る方法

先日から自由大学の自分の本を作る方法という講義を受講しております。



実はこの講座は以前も受講しています。



振り返ると2010年なので、何と14年前。当時は講座の4期生でしたが、今回は69期生。この間にこの講座から、本を出版された方が沢山いらっしゃいます。


私はこの活動始める前からもともと、会社や組織などに属せず、「自分で何かをやりたい!」という思いが強く色んな事にチャレンジはしていましか。そして、あれこれ模索していた中、自由大学に辿りつき、いくつか講座を受講していました。その中の1つがこの自分を作る方法、という講座でした。


この講座を受講後、気がつけば何故か自死遺族としての活動を始める事になり、その活動の中でありがたいことにとある出版社の編集者の方が興味を

持ってくださり、出版のために向けてアドバイスを下さったこともありました(出版が正式に決まっていた訳ではありません)


でも、あんなに本を出したい!と思っていたのですが、せっかく出版者の方が興味持って下さったのに…いざ本という形に残る事にためらいや迷い、怖さが出てもいました(出版が決まってもいないのですが…)


当時は私の事だけではなく、父の自死という家族のみんなが苦しんだ事を本という形にする事にどうしても迷いがあり、本に対しての熱意の気持ちがどんどんと消えていっていました。


が、それとは相反するよう活動はどんどんありがたいことに広まり、気がつけば本どころではなくなりました。


でも、いつも気持ちの片隅には本への気持ちはあって、ふと「やっぱり本を出せたらなあ」という気持ちが沸いては消え、湧いては消えてしました。


そして、改めて「人生は一度きりだ、私の人生のテーマは色んな経験をする、ということじゃないか」出版出来ないかもしれないが、やっぱり怖いけど出来るところまでチャレンジしようと思いました。


出版不況とはいえ、本を出版することは、やはり信頼される事でもあります。


また、以前あしなが育英会さんの

『自殺って言えなかった』



という本がかなり話題になり、この本で自死遺族に興味を持つ人も増えたと思います。私もこの本を読みとても共感したものです。


知名度があれば逆に出版社の方からお声がかかるのでしょうか、私には悲しいかな、残念ながらそこまでの知名度もありません…


そして、自身のフラッシュバックや色んな心の葛藤との闘いでもあり、正直どこまでやれるか分かりません。


また、自分の気持ちが無意識にブレーキをかけてしまうかもしれませんが、でも、自分の長年の思いも含めて、本の出版を目指して頑張りたいと思います。



 講師で自由大学、学長の深井次郎さん

(写真がブレブレで申し訳ございません。)


深井さんとは久しぶりですが、変わらずのお姿にほっとしました。深井さんもご自身が出版されていて、ベストセラーに。凄い。私も理想は高く、ベストセラーを目指します。


深井さん↓



今回はオンライン開催です。zoomが相変わらず不慣れで、またパソコンの不具合もあり、なかなかスムーズにいかず、みなさんにもご迷惑をおかけして四苦八苦してます泣


他の受講生の方からも影響を受けております。


スタッフの藤田さんにも、色んな情報を頂きお世

話になっております、


私は全然覚えていないのですが、以前の講座の時自分が、自死遺族ということを他の受講生のみんなに話すかどうか凄く迷っていて、私が深井さんに相談したようです。


深井さんは「大丈夫ですよ」と言って下さって、受講中のとき勇気を出して、自分でみんなにカミングアウトしたら「そうなんですね〜」という思ったほど、驚かれず(みなさん気を使って下さっていたのかもしれないですけど)、全然大丈夫だったよね!というエピソードを話してくださいました。自分のブログにも何となくそんなことが書いてありました。


もしたしたら、あの時の事があって勇気を貰えてから、そこから、自死遺族としての活動にどんどん突き進んでいけたのかもしれないですね。


今は「自死遺族」ということを戸惑う事なく、講座では話しています。そんな自分になれました。しかし、ここから、また更に「自死遺族の田口さん」だけではない、また新たな顔の自分も探したいとも思ってもいます。


先日で2回目が終わり次回は3回目です。

連日暑いですが、宿題もあるので頑張ります。