誰もが生き直しの出来る社会へ〜田口まゆのブログ
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苦手な季節

まだ5月なのに、暑い日が増えてきて、私の苦手な季節が来る…


夏になると、死んだ魚のような目になる私だ。


大好きなウォーキングが辛くなるなあ…


まだまだ先は長い。 

途方もない。


自分の居場所を作る。

その道のりは長い。


でも50代になり、自分の体力や身体、精神力がどこまで持つか。


何でこんなしんどい事してるのか。

と思う。


でも、離れると寂しくなる。

不思議なものだ。


そして、父の事は一周回って、やっぱり許せない。


なんとか理解しようと思うし、分かるところと分からないところ。どちらもある。


親だからか。

父のしたことはやっぱり許せない。


許せないものは許せないでいいし、無理に理解する必要もない。


相変わらずまとまらず。

無理にまとめる必要もない。


自分の責任にて発信する。


何を書くか、発信するか。

何に取り組むか。

何を選ぶか。


一つ一つどんなに小さな事でも。


全て自分で考えてやるのだ。

誰かに、何かに頼り、依存するのではなく。

誰かのせいにするのではなく。


そう決めたけど、やっぱり心細く、不安で大きなものにふと頼りたくなり、委ねたくなるのだ。


人間とは最後は一人。

孤独との闘いなのだ。



生きている図書館に本として参加しました!

昨日5月10日、久しぶりにヒューマンライブラリー、生きている図書館に本として出演させて頂きました。


主催はいつもお世話になっているのはブックオブ・りーふぐりーん



の高田光一さん。


25章って本当に凄い。

イベント継続するのって大変なので、ただただ、ひたすら尊敬します。


そして、何度かお会いしている本の方にも再会したり、初めてお会いする本の方も。


ヒューマンライブラリーには何回も参加させて頂いています。


以下抜粋ですが、






などなど…


そして、振り返ると、ヒューマンライブラリーに初参加は15年前の2010年でした。駒沢大学さんで開催されたもの。




懐かしい…


ヒューマンライブラリーに参加する事で、どんどんと人脈や活動が広がっていきました。


読書の方も再会する方もいれば、初めての方も。


今回は法人代表ではなく、個人としての本として参加。


私の活動の原点はもちろん自死遺族だけど、私の人生はそれだけではない困難が沢山ある。


父の自死があって、家族みんなが大変だった。

私は母を支えるヤングケアラーになった。

子どもの頃の夢は漫画家。大学にも生きたかった。やりたい事は沢山あった。でも、夢をあきらめなくてはいけなくなった。


夢とか自分の人生よりも、今日一日、母と生きる事で必死だった。そして、なんとか生き延びた。


活動も始めた。しかし、現実はシングル女性として、非正規として働くものとして、将来は不安だらけ。


ありがたい事に講演に呼んで頂き、自死遺族としての困難や問題を話す中で「お父さんの自死を乗り越えこられてきた田口さん」と言って頂けるのはとてもありがたいし、嬉しい。励みになる。そして、それは皆さんの支えと応援があったからこそ。


しかし、活動の世界から離れると当然ながら、ただの田口まゆ。


将来に不安しかない。今生きているのもやっとだ。


活動では自死遺族としては困難を乗り越え、父の年齢を変えて生きている私。でも現実は問題山積み。それは父の自死だけが原因ではないもの、もちろん、私個人の問題が原因のものもある、


そして、それはどちらも同じ「私」だ。

その乖離に苦しむ日々。


こんな自分は嫌だ。変わりたい。

そんな想いで個人活動を始めたのもある。


「誰もが生き直しの出来る社会に」

昨日のイベントでこの言葉に反応して下さった方々がいた。


とても嬉しかった。  


今生き直し中の方。

これからまさか、が起きた時に生き直し出来る社会であれば、と願う方。


今はネットのちょっとした書き込みでも人生が一瞬で変わってしまうこともある。


そして、大切な方を亡くされた方。


久しぶりに参加して、直接みなさんと対話する事で私もエネルギーを頂けた。


個人活動やる意味ある?求められていない?何がやりたいの?法人活動と何が違うの?自問自答するばかり。


でも、ああ、やる意味はあるのだ。

それは、ただ、私がやりたいからだ。

私が自分の人生を生き直ししたいのだと思った。


そして、私と同じように生き直しを願う人たちが確実にいるのだ。


なんだか、活動を始めた当初のエネルギーを感じた。嬉しかった。


人生には自死だけではなく、色んなまさかや、困難がある。もちろんまさかかが無いのが一番いい。でも、こちらが望まなくとも、否応なくやってくる事がある。


それでも生きていこう。

何があっても、何回だってやり直しの出来る、そう思える社会を目指す。


そして、いつもお声かけ下さる高田さん。

活動家一丁あがり、という活動家を育成する講座の同期。



今回も私の都合で柔軟に対応してくださり、感謝です。本当にありがとうございます。




生きた本で参加されたアーティストの方から頂いた素敵なポストカード。ありがとうございます!




        高田さんと


イベントは参加者50人以上で大盛況だったとのこと!


そして、読書の皆さん、スタッフの皆さまお会いした皆さま、本当にありがとうございます!




【うつけんスクール】第9回 「個人が尊重される共生社会へ」


講師は国立市議の上村和子さん。




先日はリアルタイムでは都合が合わず、受講出来なかったのですが、アーカイブにて受講致しました。


上村さんとは以前から何度か活動でご一緒させて頂いております。



2011年のこのお話し会にも上村さんが来て下さった記憶があります。↓




今回上村さんの活動のお話しを聞かせて頂き、いかに「人権」という事を大切にされている議員さんなんだなあと改めて感じました。


そして驚いたのは、選挙ではご自身が嫌いだからと、街頭には立たず、電話かけもせず、個別訪問もしないと。


それでも長年、しっかりと選挙を勝って来られているので、僭越ながら、いかに普段から市民の方々から信頼され、応援されているか、という事だと感じました。本当に凄いなあと思いました。


上村さんはソーシャルインクルージョンを大切にされていらっしゃるとのこと。



国立市の基本条例にもなっています。


とても勉強になりました。


上村和子さん、宇都宮先生、受講生の皆さん、スタッフの皆さんありがとうございました!








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