自死遺族の私が感じたこと日々あれこれ~誰ひとり取り残さない社会へ~
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全国小中学生遺児のつどいに参加〜前編〜

最近は日中はまだまだ暑いですが、朝晩は少し涼しくなり、やっとですが秋の気配を感じられるようになりましたね。


ところで先日、9月16日から9月18日の3日間、あしながレインボーハウスで



開催された全国小中学生遺児のつどいに2泊3日でお手伝いに行ってきました!


前回は7月にも参加したのですが、その時は日帰りでした。



泊まりは初めてなので、随分前から緊張していました…


体調も万全に整えて、いざ出陣(?)


今は無事終えた感想としては色々な感情が湧いてきて、一言では言い表せないです。


とにかく、心配していたのは、まずは自分の体力が持つかどうか。そして、子ども達を傷つけてしまわないか…この2点でした。


話しは逸れますが、最近感じるのは、何をやるにもとにかく体力だ、ということ。体力がないと、すぐ疲れてしまい、思考も感情も、もともとブレがちなのに更にブレブレになってしまう。


その為、最近の私の第一の目標は体力をつけること。ダイエットをして、ウォーキング、食生活の見直し。生活習慣を整えること。運動は好きなのですが。いずれはフルマラソン?いや、アイアンマンレース、トライアスロンに参加出来るくらいになりたいという事が目標なのです。


いやいや、お前は何になりたいのか?というツッコミが来そうではありますが…私も正直、あれ?私、一体何になりたいんだ?と時々分からなくなる時もあります。


なんだか活動とはどんどん離れていってしまっているような…気もしますが(苦笑)それはさておき、活動をよりよくするためにはまずは体力だなあ、と50歳目前にして、日々痛感してます。


話しを元に戻します。


まずは一日目は子ども達と保護者の方達が全国から集まってくるので、15時30分から開会式でした。


私は今回もバックヤードが主なお仕事でした。麦茶作ったり、食事の準備のお手伝いなど…諸々です。もちろん子ども達との関わりもありました。


子ども達はみんな相変わらず元気で、開会式前にも、ファシリテーターさんたちと会うとすぐに遊ぶことに夢中です。


「ちょっと、ちょっと、まだ初日だから、体力温存しといた方がいいんじゃないの…」というおばちゃんの私は心配するのですが、子ども達はそんな事は考えないですよね。遊びたい!その気持ちでいっぱい。そんな姿にいつも元気を貰えます。


前回ご一緒した、看護師の方も来られてて、再会の喜びを分かち合いました。前回は子ども達、ケガや病気無く、無事につどいが終わったそうでした。今回も無事に終わるといいですね〜なんて話しました。


開会式を終え、自己紹介、今の気持ちなどをシェア。そして、自由時間。私達はその間お風呂のお湯を張ります。そして夕食の準備。


泊まるのはレインボーハウスの隣にある学生寮。食事も寮の食堂の方が作ってくださるのを私達が配膳の準備をします。学生寮に入るのは初めてて、もの凄い立派でした。


その後子ども達はお風呂。夕食。夕食はハンバーグでした。美味しかった〜


そして片付け。お話しの時間。その後はワークでレジンでお守りを作りました。




こんな感じ。ジェルネイルみたいな感じでした。思わず楽しくて、看護師さんと作るのに夢中になってしまい、スタッフさんに「すみません、子ども優先でお願いします」と大人の私が注意される始末…とほほ。ダメじゃん。本当にすみません。


子ども達にもそれぞれ作ったレジンを見せてもらいました。みんな上手に綺麗に出来てました。中には作品にタイトルまでつけていた子もいました。凄く素敵なタイトルでした。そんな子ども達とのやりとりも楽しかったです。


その後は就寝ですが、当然ながら、子ども達は大人しく寝るはずもなく…


ファシリテーターさんがミーティングをしている最中に子ども見てて下さいと言われましたが、みんな「ひゃっほー、夜はこれからだぜー!」と言わんばかりにもりもり元気。そりゃそうだよね。楽しいよね。私は子ども達にふりわまされっぱなし苦笑


因みに私は子どもの頃から修学旅行にいっても、みんなが騒いでいても、眠気に勝てずすみっこでぐーすか寝るような子どもでした…


そんな困惑している私を見かねて、大人担当のファシリテーターの職員さんが助けに来てくれました。その方が来ると、みんな子ども達も大人しく自分の部屋に戻っていました。でも、部屋に戻っても遅くまでそれぞれゲームとかおしゃべり、恋バナとかしてたようですが。


私は疲れ果てていたので、あとは職員さんにお任せして、お風呂に入り、すぐ寝ました。でも、緊張のせいか何度も目が覚めました。一日目はこんな感じで終わりました。ふー…


長くなったので、後半に続きます…











新理事を迎えました

NPOを始めてから早いもので10年以上ですが…この度は私どものNPOの新理事に以前からお世話になっております、司法書士の加藤裕子さんをお迎え致しました。


お忙しいところお引き受け頂き、本当にありがとうございます。


以前加藤さんはYouTubeにも出演してくださいました。


動画はこちら↓




9月9日(土)に以前からの理事達と加藤さんとの初対面兼理事会を致しました。


以前からの理事2人は私の福祉の専門学校時代



の30年近く前からの友人です。それぞれ臨床心理士と保育士で普段は専門家として働いています。


子どもの問題などは二人とも専門家としてとても詳しく、話しを聞くといつも勉強になります。そして設立からずっと理事として支えて頂きました。


「全力で、受けてもらえる大人が一人でもいるかどうかで、ここってところで踏みとどまる事が出来る。結局は愛情が大切」


「子どもは賢いから分かってくれる大人を見抜く」


「結局は大人を好きになってもらうのが一番。子どもに興味をしっかりもってコミュニケーションを取る。分析とかするのではなく、話を聞いてもらえる、という事が大切」


「大人でも困っている人は、他人に相談する習慣が無い。分からないことはわからないと言っていい。」


「世間体がどうのこうの、というよりはどんな事があっても受け止めるという寄り添いが大切」


などなど、皆さんの普段のお仕事や活動の中でのお話しを聞きとても勉強になりました。


そして、やはり発達障害など、子どもの頃の周囲の人のサポートがいかに大切かということを感じました。


子どもの頃に周りのサポートがあって、助けてもらえる感覚が養えると大人になるとヘルプも出しやすくなるよなー、と全て抱えこむ癖のある自分の経験からも感じました。


子どもの頃の教育っていうはとても大切。大人になるとどんな生育歴があろうとつまずいた時には結局は自己責任となってしまう…


問題というのは子どもの頃からつながっているのに、そこはなかなか大人になると加味してもらえなくて…


そうは言ってもみんな大変だし、みんな何とか乗り越えているよね、だから出来ないのはお前の問題だよね、と言われる現実は沢山あります。


だからこそ、改めて子どもへのサポートというのは大切だなあと感じました。そして、子どもをサポートする大人達ももっと社会のしくみとしてサポートされる必要がある。大人に余裕がないと、子どもにその歪みは行ってしまいます。


問題というのは全て繋がっています。自死は自死だけで見るのではなく、その前からの子どもの頃から既に始まっているのです。様々な問題の複雑な絡み合い、積み重ねです。という、まあ、以前から思っていることを改めて感じました。


私も50年近くも生きれば、活動でも個人的にも色んな事がありますが、ありがたい事にブログにも登場していなくとも、まだまだ未熟な私ですが、会員の皆さま、その他沢山の皆さんに支えて頂いております。本当に改めて感謝申し上げます。


当日は理事の一人のお子さんも一緒に来て下さいました。赤ちゃんの頃から知ってるのですが、早いものでもう10歳…大きくなったなあ。そりゃ私も歳をとるはずだわ…と親戚のおばちゃんのような感覚です。Aちゃん、色んなお話し聞かせてくれてありがとうね。



     理事のみんなと。

  一番右が新理事の司法書士の加藤裕子さん。


加藤さんは、最近お仕事で台湾に行かれたとのことで、お土産のお菓子を頂きました!

  


学校が大嫌いだった私へ

お父さんが自死してからは、学校になんか行きたくなかった。


毎日毎日、憂鬱だった。

でもお母さんに心配かけたくないし、お母さんにも自死して欲しくないから、頑張って行ってた。


みんながよそよそしくなった。

距離が出来てた。

私は何も変わってないけど、お父さんが自死すると、私まで変わるんだ、ということが分かった。


昨日までの私ではいられなくなった。

甘えたり、わがままは言えなくなった。


私がお父さんの代わりにお母さんを守らなくちゃいけなくなった。

早く大人にならなくちゃいけなくなった。


誰かに話してもはぐらかされたり、怒られたり、無視されたり。聞いてもらえなかったり。でも、困るよね。こんな相談されても。


だって、大人になった今でもどんな風に声かけていいかわからないもの。


本当はね、お母さんに一番聞いて欲しかったけど、怖くて一番話せなかった。


どうしたらいいのか分からなかった。

でも、学校に行きたくないなんて言える雰囲気じゃなかった。学校に行くしかなかった。


どうやってあの頃を乗り切ったのか。

自分でも覚えてない。

それだけ毎日必死だった。


あの頃はこんな事、大した事ないと思っていた。

そう思わないと生きてられなかった。


良く頑張ってるよ。

誰にも言われなくても、私だけは知ってる。

13歳の私が必死で頑張っていたことは。


49歳の今なら分かる。

あなたがどれだけ頑張っていたか。


今私が生きてられるのも、泣いたり、笑ったり、怒ったりしていられるのも。あの時、必死で頑張ってくれたから。本当にありがとう。


もし、たとえあの時力尽きていても、それでもそこまで頑張って生きた事を褒めてあげるよ。


必死に生きたことに変わりはないから。








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