【くにたち人権月間2023】『自死遺族支援の取り組み〜希望と現実〜』についてお話ししました。 | 自死遺族の私が感じたこと日々あれこれ~誰ひとり取り残さない社会へ~

【くにたち人権月間2023】『自死遺族支援の取り組み〜希望と現実〜』についてお話ししました。

東京都国立市ではくにたち人権月間2023として11月10日(金)〜12月10日(日)まで人権をテーマとしたさまざまな催しを開催されました。




その中で、私の活動仲間の瀧柳洋子さんの『新しい空』が私がお話しさせて頂く講演会を企画してくださって『自死遺族支援の取り組み〜希望と現実〜』というテーマで11月30日にお話しさせて頂きました。


最初は私のお話し、父の自死の事、何故活動するようになったのか。あとは自死遺族を取り巻く問題、これからどのような社会になればいいか?など、色々なことを相変わらずあれこれ詰め込んでお話ししました。


その後、司会進行の瀧柳さんが、会場の方にマイクをお一人お一人に回して、感想や、質問、ご自身のお話しも聞かせて頂くことが出来ました。


中には10年前に私の話しを聞いていた下さった方がいて、その方は難病当事者で活動していらっしゃる西田えみ子さんですが、感想で「この10年でまゆさんの伝える力がすごくついているというのを感じました」と仰って頂き嬉しかったです。


その他、ご自身のお子さんの友達が自死遺族でどのように接したらいいか?あとは教師の立場の方から感じられたこと、職業差別を受けていて当事者として活動していらっしゃる方などのお話しもお伺いしました。


国立市健康福祉部の方からは自死遺族の方をどのようにサポートすれば良いか?行政としてはどの方が自死遺族かどうかというのは情報としてはわからない。そんな中、自死遺族の人とどのように繋がればいいか、またどのようなサポートが必要か?というようなご質問でした。私は父を自死で亡くした当時は子どもだったので、学校の方で例えば先生だったり、養護教諭の方が見守って下さって、必要であれば、行政とつなげるなど、そういう事があったら嬉しかったですね、というお話しはさせて頂きました。そうお伝えしたら、いきなり行政が、いうよりは、ご遺族の身近な周辺の方からつながるというのが良いのかもしれないですね、という話をお互い致しました。


国立市議の上村和子さん



からは12月になると国立駅では人身事故が増えるということでした。何故国立駅なのか?というと電車の特快が止まらないから。対策を考えていかねばならない、というお話しをお伺いしました。


もちろん駅のホームドアの設置なども大切かとは思いますが、根本的には自死をさせない社会作りというのが一番大切です。


上村和子さんとは私が活動始めた頃にも瀧柳洋子さんの会の集まりでお会いしたことがありました。久しぶりにお会いできて嬉しかったです。お忙しい中お越し頂きありがとうございました。


またお花を持ってきて、会場に飾って下さった方もいて下さいました。とても温かい講演になりました。


以前はとにかく自分の想いを伝えたい!という気持ちが第一だったのですが、最近は参加者のみなさんのお話しを聞かせて頂きたい、という気持ちが強くなって来ました。


伝える、話すことも大切だけど、『聴く』ということもそれ以上に大切です。




左から、企画してくださった瀧柳洋子さん。難病当事者の西田えみ子さん。私、国立市議の上村和子さん。瀧柳さんの介護者でイベントのお手伝いもして下さった新保さん。瀧柳さんの妹さんの佐藤みちよさん。



国立市のみなさんと


左から瀧柳洋子さん、国立市政策経営部市長室長の吉田徳史さん。私。政策経営部市長室、平和・人権・ダイバーシティ推進係係長、鈴木歩さん。会場で質問して下さった健康福祉部福祉総務課長(兼)都市整備部 福祉交通担当課長の小鷹学さん。





会場は国立駅からすぐの場所でした。


講演を企画して下さった瀧柳さんは、毎朝駅でチラシを配って下さったそう…本当にいつも応援して下さってありがとうございます。


参加してくださった皆さん、国立市の皆さん、貴重な機会を頂きありがとうございました!