自由 | 自死遺族の私が感じたこと日々あれこれ~誰ひとり取り残さない社会へ~

自由

ひさびさに会った学生時代の友人に

「もっと自由に、もっと楽しんでいいんだよ~」

と言われなんだかほろりときた。


こうであったらいいのに、とか

こうなりたいっていうイメージはいつもあって。

あとは実行するかしないか、だけ。


ずっとそうなりたい、こうなれば人生がもっと

楽しく自由になるのになあと思っていたこと。


そう思った瞬間に「そんなこと無理だよ」とか「出来るわけない」

という声が頭にこだまする。


目の前にチャンスがあっても、欲しいものがあっても

自分には無理だと見ないふり、欲しくないふりをしてきた。


私は嘘つきだ。

自分に嘘をついてばかりだった。


欲しいものを手に入れていいと思えなかった。

自信がなかった。自分に。

父を自殺で亡くした自分には、幸せになるとか

そんな資格がないとどこかでずっと思っていた。


多分、色んなことを制限しているのは誰でもなく自分。

勝手に色んなことだめって禁止しているのは自分。

そんなの出来ないよって決めているのは自分。


自由って責任が伴うし、

不安や恐怖心はたくさん出てくるけど

でもやっぱり自由でいたいと思った。


どこまでもどこまでも。