バルセロナにいると

市内中心地部に言えれば

大概ガウディ建築のひとつは

目にしてた。

 

彼の作品は

モデルニスモ建築

 

日本で馴染みがある呼び名は

アールヌーボー建築

 

 

 

10年ほど前

高速バスで移動していたとき

ふと目にした建築物。

 

あとからそれが

ガウディ建築だと知った。

 

そのいつもの様相と違い

冷たくて凛としたその姿は

ガウディも

こういうデザインするのかと

少し驚いた。

 

 

 

今回そのガウディ建築を

訪れる機会があった。

 

アストルガ大司教

 

巡礼の道にあるので

知ってる人も多いだろう。

 

せっかくだからと

子連れだったけど

1時間のガイドツアーに申し込み

その見た目のさることながら

中の様子も堪能できた。

 

 

 

そこで面白かったのが

 

・ガウディがどこまで

自分に正直だったかということ

 

・ガウディがどこまで

遊び心に妥協しなかったかということ

 

この2つが顕著に現れてた事。

 

 

内部の内装を細部までこだわり

宗教の意味合いや自然への敬愛を

ちゃんと彼の持ち味を出している。

 

そこに

地元ならではの材料を用いてるのが

私には感動的だった。

 

彼はとことん

彼の色をちゃんと出しつつも

その土地の風土や自然を尊敬してる。

 

面白かったのはこの大司教

ガウディは最後まで

建築に携わってなくて

最上階部分は他の建築家が仕上げた。

 

その最上階と他階のね

熱量の違いが顕著にでていて

そこが外見の美しさよりも

一番印象で気だった。

 

新たに予算が降りて

最上階部分を建てるとなった時

ガウディはすでに

サクラダファミリアの建築を始めてて

オファーをお断りしたのだそう。

 

そのときに設計図を

彼はすべて廃棄しているので

今の姿は

ガウディが思い描いたものと

決して同じではない。

 

唯一残ってる資料によると

ガウディの描いてた完成図は

塔がもっと高く聳え立つ予定だったと

予測されている。

 

なんだか

完成予想図がないなんて

サクラダファミリアと通じつものがあって

なんだか出来上がりが余計

こちらは楽しみになってきた。


今回の訪問で

はっきりと体感したことがある。

 

それが

 

 

 

こだわりは豊かさ

 

 

 

 

もうこの言葉に尽きるなと

しみじみ感じた。

 

その結果が

ガウディと他者とでくっきりと

違いとなって表現されてた。

 

こだわりも惰性も

未来へと繋がっていくんだよ。

※アストルガ大司教の後継の建築家さんは

妥協して建設したわけではないよ。

すべて予算内で収めるということに

ガウディよりも重視したんだと思う。

 

サクラダファミリアは

どこまでガウディのようにこだわって

作られていくのだとうか。

 

機会があれば

当時ガウディが思い描いていた

完成形のビジョンを

見てみたいものだ。

 

 


あなたの思い描く

未来へのビジョンも

こだわってビジョンボード化します。

 

 

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追伸:

 

小麦畑が一面に広がる

カスティーリャ・イ・レオン県。

 

その昔

この肥沃な農耕地のおかげで

栄えたことは

世界史勉強してた人

スペインドラマのイザベルを見てた人

一度は聞いたことがあると思う。

 

今回その州と

レオンに滞在したので

そこから車で1時間の

アストルガへお出かけしてきた。

 

ここね

巡礼の道になってて

訪れる人も多いのだけど

是非

マンテカーダという焼き菓子を

食べてみて欲しい。

 

フランス人巡礼者を通して

初めてスペインに

バターが根付いた場所。

 

そこで作られたバターたっぷりの

この焼き菓子は

ほんのり甘くて

モフモフした食感に

ついつい懐かしさを覚える。

 

日本からの観光ツアーだと

どうしても立ち寄るのは難しいけど

機会があれば

是非

その目でガウディに触れ

その舌でマンテカーダに触れて欲しい。

 

アストルガ大司教

 

レオンにあるガウディ建築

 

熱いぜレオン州