ハウルの動く城 感想 | 15でオカマ オカマで女優

15でオカマ オカマで女優

ドラマチックに咲いてほしい性転換後

結論から言います。
「ハウルの動く城」
めちゃめちゃ面白いやないかい。

なんだろうね…、
キャラが多くてみな濃いから、それぞれに感情移入できにくいんだと思います。
魔法使い、敵軍、味方軍、ハウル側。
みんな違ってるのに一つになって動く城で行動してるから、
これもまたややこしい。

でも、二回目の視聴となる今回、
ソフィが年老いたお陰で自分に自信を持ったこと、
そして荒野の魔女は認知症で話のつじつまが合わないこと
を頭に入れとけば、
わりかしスムーズに見れたと思います。

荒野の魔女とソフィが宮殿に召されたくだりは最高だった。
こ憎たらしい荒野の魔女が妖力をすいとられたシーンは
快感でもあり、爆笑でもあり、憐憫でもあった。

それから可愛いお小姓を見てテンションが上がるし、
小沢も真っ青な影の将軍ことサリマンが波を繰り出し、
それにハウルが対抗するシーンは
『アニメどころかジブリでしか表現できないなぁ』と感心しました。
でも、あそこらへんちょっと意味が分からないよね。
少し暴走気味でもあった。

そうそう、当のハウルの性格が分からない。
“実は弱虫”っていう公式設定らしいけど、
「うわぁあああ。金髪じゃないと美しくないよぉおお」
とかのシーンをみる限り、弱虫以前に、ちょっと頭の弱い子だと思ってしまう。

物語後半、ソフィが次第に呪いが解けていくさまは
やっぱり視聴者にワクワクを持たせる。

で、例のごとくソフィはハウルを好きになるんですね。
でも火(カルシファー)に水をかけてしまい
ハウルを殺しかけてしまう。
そこで、火とハウル救うために過去に戻り、
カルシファーがハウルの心の一つだと知る。

やがて現在へと戻る奈落に落ちる際、
ソフィは叫びます。
「ハウル待ってて、私、未来で会うから。きっと会うから」

うーん。感動ですね。
ただ、多分今までの流れに感動してなければ、
ここもあんまり感動できにくいんでしょうね。
ヤマといえば、ここがヤマだったのかなぁ。
まぁ、今回そこそこいいお話だと気付きました。


ただ、やっぱりなんかいろいろ惜しいんだよね…。

ま、どちらにせよジブリは、
「千と千尋の神隠し」が一番ですけどね。