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UFOのようなチューバ
わざと横にしています。この方がUFOぽいかなアセアセ
 
Bombardonは、チューバの歴史系統樹の3番目の楽器です。
Serpent > Ophicleide > Bombardon 
 
 しかし、最初に示した楽器は、見た目はロータリーチューバに近いですね。
 
 ご存知の通り、国や時代によって楽器の名称は変わります。一説では、「ボンバルドンという名称は1820年代まではキーシステムの金管楽器(= 現在のユーフォニアムに相当する)の事を示し、1830年代頃からヴァルブを持つ低音の金管楽器(= 現在のテューバ)を示す名称に変化した」という見解もあります。しかし、今でも国によってはユーフォニアム、バリトン、チューバ、全てひっくるめてボンバルドンと呼ぶこともあるようです(勿論、あくまで呼称です)。日本ではボンバルドンという言葉自体が一般に知られていないので、私は、普段は英語でBombardonと書きます。チューバの先祖であるSerpentについては、一般にセルパンと書くことも多いです。この綴りを、英語で、サーペントと読まれてしまうと、大蛇のイメージが先に来てしまうからです。ちなみに"セルパン"と"サーペント"を、それぞれ検索した結果を比較するのも面白いです。
 
 だいたい楽器の名称は、作曲者が、使いたいと思って、スコアに指定した名前で定着するようですが、逆もあるようです。ワーグナー嫌いだったベルディは、低音楽器としてワーグナーが好むチューバを使いたくなかったので、わざわざチンバッソという楽器を指定しており、チンバッソはベルディやプッチーニの曲を演奏するためにある・・・と言うと言い過ぎかなアセアセ、ちなみにベルディはオーケストラの曲はオペラしか書いていないので、オーケストラのみの楽曲として楽しむなら5つのオペラの序曲しかありません、「ナブッコ」「アイーダ」「運命の力」「シチリア島の夕べの祈り」そして「ルイザ・ミラー」です。
 話を、楽器の名称に戻して、発明者が、頑固だったので残った名前もあります。言わずと知れたサックスです。サックスのキーシステムは、発明者アドルフ・サックスの父シャルル・ジョセフ・サックスが工房でOphicleideを制作しているのを見て、バスクラリネットの新しいキーシステムを考案し、そこからサックスという楽器を発明したと言われています。
 
 こんなに書くつもりはなかったのですが、Bombardonというのを説明しているうちに、話がずれていってしまいました。UFOからここまで話が広がるとは、本人もびっくりです。ここまで読んでくださった方、大変ありがとうございますお願い
 

 

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