今日は、トロンボーンのページを紹介します。
トロンボーンのページは「Art of Music Instrument」の中でも初期のページの一つです。
楽器の背景画を描くという習慣もなく、背景は簡単なグラディエーションか、pngで背景なしというパターンが殆どです。
絵も稚拙です。
そして、トロンボーンという楽器は、もっとも古くから実際に音楽に使用されていた楽器です。それは14世紀から15世紀までさかのぼることができます。しかし、当時の金属製の楽器は腐食も激しく現存するものは殆どありません。当時、トロンボーンは聖歌隊などの低音を補助する楽器として用いられました。男性の低い声は、小さくなりがちですし、トロンボーンの音が男性の声に近いといこともあったのかもしれません。
トロンボーンが本格的に楽器として活躍するようになるのは19世紀からです。
それは、皮肉にも産業革命によりバルブが開発され、トロンボーンにも適用されるようになったからです。すなわち、誰でも容易にトロンボーンが吹けるようになったからともいえるでしょう。
ピストンのものもロータリーのものも開発されました。多くはスライドも省略されました。
また低音を支えるために、より低い楽器も開発されました。
これは、ベルディが多用したチンバッソのような形をしているものもあります。
近年では、主にジャズで高価なサキソフォンの代わりにノーマフォンのようなものも作られました。
しかし、これらの楽器は、チューバやホルンの発展によって駆逐されたり、サクソフォンがより低価格で供給されるようになってすたれていき、今では、ほとんどが博物館でしか見ることが出来ません。
なぜなら、バルブを付けてしまうと、本来のトロンボーンのストレートで伸びやかな音が阻害されるだけでなく、構える時のバランスも悪いからです。そしてスライドの特性として、音程を微妙にコントロール易く、和声的に、美しいハーモニーを奏でることが出来ます。これは、チェロにフレットがないのと同様です。他の金管奏者は、サブ管に小さなスライドを付けてコントロールするか、多くを唇の締め具合で補っています。
早いパッセージについては、サクソルンから発展したバリトンやユーフォニウムがミリタリバンド普及していきました。オーケストラでは、もっぱらファゴットが、それを担っています。
勿論、今でもバルブのついたトロンボーンはありますが、多くは低音域における音程の調整の補助(人間の手の長さには限界があるので)に使用されており、クロマティック用にバルブを持つものは、変わり種的な扱いになっています。
こうして、各種の演奏編成において、各楽器の役割分担が明確になるにつれ、トロンボーンのバルブは不要という事になったと思います。
私のトロンボーンのページには、こうして現代では見られなくなった。19世紀のさまざまなバルブトロンボーンを描いていますので、ご覧いただければ幸いです。
さてwebp化の効果です。
jpg+png 2.12MB→webp: 1.348MB 約6割になりました。やはりソースとなる画像が圧縮率に影響を与えるようです。




