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皆様こんにちは。Organic & Holistic LifeのMioです。
以前に何度か卵に関する記事を書きましたが、今回は総集編です。
上記写真は日本で唯一有機JAS認証取得のオーガニック卵で作った料理を提供する
六本木ヒルズにあるエッグセレント のアーティチョークのエッグベネディクト。
アーティチョークは大好物で、このエッグベネディクトはかなりの美味しさでした。
過去記事はこちら→新スーパーフード - 美しく若返る食べ物PartⅠ
Egg Beauty Talk - 栄養科学オーガスト博士と卵白洗顔の白河未來さんのイベント
昨年1月から沢山食べるようになったのが卵。
卵の黄身は栄養満点でスーパーフード。
以前は卵を食べると体に合っていないような違和感を覚えていたのですが
無農薬青菜をエサにした放し飼い有精卵を見つけてから卵をたくさん食べるようになりました。
70代の母曰く、昔は卵は栄養価の高い最高の食品で、
妊婦さんには卵を食べさせなさいと言われていたそうです。
それがいつの間にか卵のコレステロール値が高いと悪者にされてしまいました。
そして卵は一日に1個だけ食べましょうと私も教えられてきました。
しかし、これは適正でない条件での誤った分析結果でした。
卵には体に必要な栄養素がほぼ完璧なかたちで含まれたパーフェクトフード。
タンパク質・葉酸・ビタミンE・ビタミンD・ビタミンB12・ビタミンB1・ビタミンA・鉄分・リン・
亜鉛・脂質・カルシウム・マグネシウムが含まれています。
それもそのはず、卵から殻を破ってヒヨコになるまでに必要な栄養がぎっしり詰まっている
栄養カプセルなのが卵。
その効果は
1.目の老化を防止
卵黄に含まれるルテインが目の老化を予防します。
2.若い細胞をつくる
卵に含まれるビタミンの一種ビオチンは糖質・脂質・タンパク質の代謝を助ける補助酵素で
若い細胞をつくります。
3.脳を活性化する
卵黄には脳細胞を活性化するレシチンと、学習記憶に重要な役割を果たすオメガ3脂肪酸
が含まれています。
4.過剰な食欲を抑える
卵の豊富な栄養素が空腹のサインを出すグレリンというホルモンの働きを抑制し、PYYと
いう食欲を抑える成分も含んでいます。
5.美肌・美爪・美髪を守る
卵黄に肌や髪をつくるコラーゲン生成に必要不可欠な成分コリンが含まれており、紫外線の
ダメージから守る働きもあります。
卵を食べるとコレステロールが増えると言われていました。
しかし、コレステロールが増えるのは卵を食べた時ではなく
血管が炎症を起こすような食品を食べた時だということが分かっています。
そして、コレステロールは体内で傷ついた血管を修復する働きをしていることが
最新の研究で判明し、米政府の諮問委員会Dietary Guidelines Advisory Committeeが
健康への影響が懸念される栄養素からコレステロールを除外することを決定したと
今年に入って報じられています。
卵がどれだけ栄養価の高い食べ物かがお分かり頂けたと思います。
次はどんな卵を選べば良いのか、またどのように卵を保存すれば良いのかをご説明します。
残念ながら日本で流通している卵のほとんどは、
遺伝子組み換え飼料を与えられた無精卵で、栄養の少ない卵です。
しかもアレルギーが出てしまうような卵が多いのも事実です。
抗生物質やワクチン投与された鶏の骨はスカスカで、
ストレスフリーの放し飼いの鶏の骨は詰まっていてしっかりしています。
それぞれ鶏の骨を2つの瓶に入れて振ると全く音が違います。
病気の家畜のお肉は食べたくないですよね。
これは卵も同じです。
出来るだけ平飼いまたは放し飼い有精卵で常温保存で販売されている卵を選んで下さい。
有精卵は冷蔵すると卵が死んでしまい日持ちが悪くなるので、
購入しても常温保存して、冷蔵庫には入れないようにすることをおススメします。
常温保存で約1ヶ月は持ちます。
ナマで食べる場合はパック日から2週間、それ以降は火を通して調理した方が宜しいようです。
平飼い、放し飼い、ケージ飼いの違いですが、
平飼いは囲いの中を鶏が自由に行動でき、歩き回れる状態で、餌は人が飼料を与えています。
放し飼いは鶏を野外で飼い、鶏自身がミミズや小さい虫などを見つけて餌にしている場合です。
ケージ飼いは名前の通りケージで飼われていて動けず、餌も遺伝子組み換え飼料などを与え、
人が生産量の90%を管理している自由の無い鶏です。
スーパーマーケット等で売られている卵のほとんどがケージ飼いで、
平飼いや放し飼い有精卵でも冷蔵して販売しているスーパーが多いのはとても残念なことです。
スイスでは法律でケージ飼いが禁止されており、平飼い又は放し飼いの卵しか販売していません。
卵アレルギーの方がいらっしゃいますが、アレルギーが強く出るのは黄身ではなく卵白の方で
卵白に含まれるオボムコイドというタンパク成分がアレルギーをおこします。
科学的実証はありませんが、無農薬の餌や自然な餌を食べている放し飼い有精卵を食べると
卵アレルギーが出ていた人でも、アレルギーが出なくなる人が多いとは
私が放し飼い有精卵を購入している有機野菜卸店の重鎮の方のお話しです。
また、放し飼い有精卵の値段が高いという方がいますが、
スターバックスの1杯500円のカスタマイズコーヒーを飲むより、
10個700円の栄養価が高い有精卵を食べた方がコストパフォーマンスが高いのは明らかです。
将来的に病気になり、ばか高い医療費を支払い続けるより、
今のうちに良質な食事をして健康を保ち、老年期になっても健康でいれる方が
コストの面でも負担が少なく、幸福度も高く、賢い選択だと言えます。
今まで卵をあまり食べていなかった方々、平飼いや放し飼い有精卵を食べて細胞を若返らせましょう。
昔は妊娠時に胎児の脳の形成に有効な卵を食べると良いと言われていたほど
卵は栄養価の高い食べ物で、それは昔も今も変わっていません。
卵の栄養を一番吸収できる食べ方は、ナマで食べる事。
糖質の多いご飯の量は少し減らした卵かけごはんは理にかなった食べ方になります。
私も2番目の写真のように、アボカドのエッグベネディクトを作ってみたりと
飽きないように工夫して、卵料理を楽しんで食べております。
*平飼いと放し飼いの形態は国によって違います。日本は放し飼い有精卵の流通が極端に
少なく入手が難しいため、平飼いの卵も健康に良い卵のカテゴリーにしております。
参考文献: 卵は最高のアンチエイジングフード/三空出版
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