トリニティWEB版オーガニックコーナーに掲載した記事に書き切れなかったこぼれ話と載せきれなかった写真記事、酒蔵編です。
300年の歴史がある酒蔵の門構えは素晴らしいです。武家屋敷のようでした。また敷地内には市内の呉服屋が建てた昭和初期の洋館を譲り受け移築していました。石垣の横には旧三春街道があります。
酒蔵の入口には仕込み水を引き込んでいました。ここで手を洗いましたが、澄んでいて冷たくて気持ちよかった。ここから蔵に入ります。もちろんこの天然水(ナチュラルミネラルウォーター)は「飲料可能です。
まず最初に洗米器。ここで有機米と自然栽培米を洗います。
こちらが精米機になります。大吟醸を造るには精米率50%以上にしなければならず、80~100%が一般的。仁井田本家ではギリギリの50%で大吟醸を造っています。
お米を蒸して、放冷する部屋です。室内の木の部分には自然塗料の「柿渋」を塗り混んでいます。
制麹(せいきく)室は髪の毛ひとつ落ちていないほど、清潔に保たれています。お掃除マシーンルンバ が置いてあり大活躍。ここで蒸したお米に麹を合わせていきます。大変な作業です。
本仕込みの部屋です。ここにも自然塗料の柿渋が塗りこまれています。白と濃茶のコントラストが落ち着いた雰囲気を出しています。
上がこの大きな貯蔵タンクの蓋です。2階建てくらいの高さがあります。
実験室のような部屋はその年に出来たお酒の分析をする部屋です。分析には資格はいらないそう。
売店では日本酒、マイグルト、ノンアルコール甘酒、料理酒、酒粕飴、味噌、醤油などが購入出来ます。自社製品ではない味噌、醤油などは会津地方の熟成〇年のこだわりのものばかり。この日は試験的にお酒で造った甘味料マイハニーが売っていました。
全てオーガニック米から造られた日本酒です。「大吟醸 穏」は今年の新酒鑑評会で金賞を受賞。
創業江戸中期の300年の歴史がある「仁井田本家」にはこんな骨董品がありました。電話です。今はスマートフォーンの時代ですからね。
マイハニーは母が購入。甘酒は仁井田本家がお土産で下さいました。本当地方の人は温かいですね。母が購入してコーヒーに入れてみたようですが、コーヒーが酒粕の味になったと言っていましした。日本料理やスイーツ類に使用するには飯利思います。そのまま食べても美味しかった。比較的早く溶ける飴のようでした。
トリニティのプレゼントの商品です。7/31にトリニティWEB版プレゼントコーナーに掲載されますのでご興味がある方は是非応募してみて下さい。3本まとめて1名様へプレゼントです。右から有機米の料理酒・ノンアルコール麹の冷たい甘酒米ドリンク・有機米の乳酸菌飲料マイグルト。給食で牛乳が出されていますが、牛乳は日本人には合わないと言われており、癌体質になりやすいとも言われています。
もし給食でマイグルトが出たら、子供の腸内環境が整い、脳もさえて勉強がはかどるかもしれませんね。是非給食で出して頂きたいくらいです。
こちらが幻の酒「田村」です。辛口で日本酒愛好家の中では有名だそう。自社田で造られたお酒なので酒蔵の売店では販売出来ないそうです。「古里田村の会」加盟店でしか購入出来ないのが「幻の酒」と言われる所以です。
どちらもズッキーニです。小さいのが普通サイズ。仁井田本家の軒先に置いてあってびっくりしてみていたらお土産に下さいました。大味なのかなと思ったら以外に美味しかったそうです。母が料理して父と食べたようです。
訪問して本当に良かったです。いきなりメールをして取材させてくれとお願いしたにも関わらず、快く受けて下さった仁井田本家。
お忙しい中ご挨拶にいらして下さった十八代蔵元仁井田さん、圃場と酒蔵を案内して下さった高橋専務、メールで丁寧にやり取りして下さった馬場部長、お世話になり本当に有難うございました。「田村町有機の里」計画が実現することを願っております。読んで下さって有難うございます。
*仁井田本家の幻の自然酒「田村」は下記からご購入可能です。
前回はオーガニックライフランキング3位、
有機・オーガニックランキング5位でした。