TOKYO ECO & ORGANIC LIFE

        *私が使っている有機スパイス。もちろん放射線照射はしていない。


   9月6日に「レバ刺し放射線照射解禁へ 」のニュースが目に飛び込んできた。

   厚生労働省は、放射線照射による殺菌効果を確認する研究に乗り出すことを決めた。

   現在O157騒ぎでレバーの刺身やユッケなど生肉がなかなか食べられない状況になっている。


   過去記事はこちら→食品照射 - 原発事故以前から放射線を照射している食品のこと


   現在日本ではジャガイモ以外の食品に放射線による食品照射を法律で禁止している。

   ジャガイモに放射線照射する目的は、毒性のあるジャガイモの芽の発芽防止のため。

   *食品照射とは-放射線の生物学的作用を利用して、農作物の発芽防止、農・畜作物の殺虫、加工食品を含む

             農・畜・水産物の殺菌などを目的とする処理技術を食品照射という


   海外では食品照射を認めている国が多い。

   日本に輸入されている照射処理済み食品は、香辛料、ニンニク、エビ・イカなどの冷凍魚介類、

   果物、穀物、ナッツ類、馬鈴薯などだ。


   日本国内で生産された食品には放射線照射は禁止されているが、

   放射線照射された輸入食品には事実上規制がない。

   というのは、食品照射された農・畜・水産物を原料とした加工食品には表示義務がないため

   食品輸入大国の日本では、知らず知らずのうちに照射された食品を食べている。

   例えば、ポテトチップス、ハーブティー、冷凍エビ、胡椒、ニンニクやニンニク加工品、

   香辛料の入ったカレー食品全般など。


   現在放射能汚染された野菜や果物、魚貝類があることは事実で、線量の高い地域の農産物が規制され

   敬遠されているのが現状だが、レバ刺しに放射線照射を認めてしまったら、矛盾が生じる。

   特にお子さんを持つ親御さん達にはこの点には気をつけて頂きたいと切に思う。

   

   レバ刺しに放射線照射が認められれば、

   ジャガイモだけではなく他の食品にも照射が認められるようになる可能性が高い。

   オーガニック食品は放射線照射はご法度で、日本のオーガニック認証有機JASでも認められていない。

   

   食品照射が解禁されれば、ヨーロッパでBSE問題でオーガニック農産物の需要が高まったように

   さらに日本の消費者にも信頼できるオーガニック食品のニーズが高まるのではないかと思う。


   読んで下さって有難うございます。

   昨日はオーガニックライフランキング1位、   

   有機・オーガニックランキング3位でした。    

   応援クリックお願いします!

   にほんブログ村 環境ブログ 有機・オーガニックへ