TOKYO ECO & ORGANIC LIFE

   赤坂のオーガニックワインの店マヴィの代表取締役で、

   NPO法人オーガニック協会の理事である田村安さんのオーガニック・ワインの本を読んだ。

   田村さんのチャールズ皇太子の考える持続可能な社会の講演を聞いて感銘。

   過去記事はこちら→ 有機農法を推進するチャールズ皇太子の「食の未来会議」でのスピーチ勉強会   


   私はアルコールに弱く、お酒類はワインをグラスに半分又はアルコール度数の低いカクテルしか飲めない。
   しかも顔が真っ赤になり、動悸がしてしまうこともある。


   しかし、数年前にマヴィのオーガニックワインをグラスで試飲させてもらって

   全く顔に出ずに美味しく飲めたのはオーガニックワインが初めてだった。

     マヴィの過去記事はこちら→赤坂溜池オーガニックワイン専門店 マヴィ

     通販でも購入可能HPはこちら→オーガニックワイン専門店マヴィ・オンライン


   因みに私はオーガニックワインをよくお料理に使用している。

   例えばシャンパーニュやスパークリングワインだったら、ホタテのグリルのシャンパーニュソースや

   ベジタリアンミートソースに赤ワインを入れて煮込んだりといった具合。


      TOKYO ECO & ORGANIC LIFE

      マヴィのオーガニックワイン。左二つがフランス。右端がイタリアワイン。すべてオーガニック認証マーク入り。

   顔に出ず美味しく飲めたのはオーガニックであることと、

   防腐剤として入っている亜硫酸カリウム無添加だから。

   特に亜硫酸カリウムが添加されていないオーガニックワインを飲むと、

   次の日頭痛がしないとはよく言われること。

   オーガニックワインの保存料には微量の二酸化イオウが入っているだけ。


   過去に読んだ通常の非オーガニックに関するワインの本にも書いてあったのだが、
   フランスではその年のブドウの出来が悪くワインにその産地独特の香りが出せなかった年には
   香料メーカーの人工香料をワインに添加して販売する。
   例えば、どこそこの産地の○○○の香料などと様々な種類の人工フレーバーがあって

   それを添加すると見事に同じ香りになるそうだ。


      TOKYO ECO & ORGANIC LIFE

      数年前に訪れたブルゴーニュロマネコンティのブドウ畑。冬だったので葉っぱが一枚ももなかった。

        ロマネコンティあたりになると、人工フレーバーは使用しないそうだ。


   これは、長年の農薬や化学肥料でブドウ畑の土地が痩せて、地下層に固い層ができてしまい、
   地下10-20メートルにある地下水まで届いて水を吸い上げるはずのブドウの根が

   地下水に届かなくなることに原因があるようだ。
   ブドウは乾燥と寒暖の差のある気候を好み、この温度差で甘みが増し、

   この甘さでワインの味が決まっていく。
   しかし、その産地独特の香りを左右する地下水を吸い上げられないと、ワインの香りと味が出ない。

   地下水を吸い上げて、団粒構造 の肥沃なブドウ畑で育った化学物質が入っていないブドウのワインは、  

   香りが良く、その産地の特徴が顕著に出ている美味しいワインばかり。


   去年の冬に訪れたとフランスは4年前に訪れた時より、

   オーガニックの需要が高まっていることが顕著に感じられた。

   BSE問題になどにより、フランスの消費者の間で信頼できるオーガニック商品へのニーズが増えたためだ。

   

   もちろんワイン大国フランスではオーガニックワインの需要も高まっており、それはBSE問題に加えて、

   農薬、化学肥料、殺虫剤で土が死んでしまいオーガニックに転換するしかないと感じる農家が

   増えたことが主な原因だ。

   

   繊細な味を大切にする方、美味しい添加物の一切ないワインを飲みたい方、

   健康的な理由でオーガニックワインを選択する方に是非ワインの真実を知って、

   オーガニックワインを味わってほしいと思う。   

                  オーガニック・ワインの本/春秋社
                     

   

   読んで下さって有難うございます。

   昨日はオーガニックライフランキング1位、   

   有機・オーガニックランキング2位でした。    

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