今回は私の知っているスイスについて書いてみます。
私のスイス好きは遡ること○○年前、
スイスの会社でスイス人に囲まれて働いていた頃からになります。
上司も同僚もスイス人(東京にあるのでもちろん日本人もいます)。
最初のスイス人の印象は、
・田舎くさい
・英語がなまってて聞き取れない
・くそまじめ
・笑顔がなくて愛想がない
・人を信用しない
・ヨーグルトとチーズとお肉ばっかり食べている
・お風呂にあんまり入ってないの?
・何を考えてるんだか分からない
と並べると最悪の人達。
でもよく知ってみると、
・素朴で純粋
・男性は意外と男らしい
・意外と冗談好き
・シャイだけどいい人が多い
・正義感がある
・平和主義
・まがった事が嫌い
・質素倹約
・綺麗好き
・マナーがいい
島国日本と陸の孤島スイスは意外と気質が似ているかも。
スイス企業で働いていたのにスイスに行かなくちゃということで
スイスの友達の家に毎年世話になってます。
まずスイスがらみでびっくりした事は、
チューリッヒのクローテン空港に到着してターミナル移動用のスカイメトロに乗ると、
ミュージックが牛の鳴き声 と カウベルの音 カランカラン。
もう慣れましたが。。。
スイス最大の都市チューリッヒの中心を流れるリマと河 ↓は
ミネラルウォーターのように澄んでいて、泳いでいる白鳥の足が丸見え。
底にある石まで見えます。下の写真をご覧下さい。
都市部でもこんなに川の水が澄んでいるんです。
夏は人がこの河で泳いでいるのを見ました。
トイレが清潔で綺麗。
たぶん公衆トイレの清潔さは世界一だと思います。
ザンクトガレン修道院↓のそばの公衆トイレに入ったとき、
トイレの水がミネラルウォーターかと思いました。
冬が長いのでスイス人は日光浴が大好き。
海がないため湖の岸辺で日光浴をしています。
そして、ヌーディストビーチならぬ、ヌーディストバンク(湖畔)があります。
スイス人は風邪を引くと季節を問わず首にマフラーを巻きます。
同じ部署のスイス人が夏の蒸し暑い時に、
黄色のマフラーを巻いて出社したのを見て目が点になりました。
スイス人はスーパーのビニール袋又は紙袋を常に持ち歩いています。
袋は必ずCoopかMIGROS(ミグロ)で地元の二大スーパーマーケット。
スーパーの袋は有料なんです。
チューリッヒ↓などの都市部では夜9時以降にバス・シャワー禁止の建物が多いです。
古い建物ばかりなので音がうるさいのが理由。
乾燥しているから毎日シャワーを浴びる習慣がありません。
ドイツ語圏、フランス語圏、イタリア語圏があり、公用語はロマンシュ語 を含め4カ国語。
でも、同じ国なのにお互いあまり交流がありません。
そして、同じ国なのに言語が違うためお互いの会話が成り立たない場合もあります。
1870年からスイスフランのデザインが変わっておらず、
約140年前の通貨がそのまま流通しています。
下記の写真は私が現在持っているコインです。
1800年代のものはありませんが。。。
スイス第2の都市バーゼルのユーロエアポート(ミュールーズ・フライブルグ空港)は
国内ではなくランス領内にあります。だから名前がユーロエアポート。
念の為、スイスはEU加盟国ではありません。
スイス国境付近のユーロ通貨の隣国フランスやドイツに住む人達は食料品や日用品などの
買い物はすべてスイスでしています。
ユーロが強いのでスイスの方が安いんです。
牛とエーデルワイスの個性的な デザインの時計を何かの記念に会社から頂きました。
いくらなんでもこのデザインにはびっくり。いまだに未使用。
因みに、ミシェル・ジョルディ社製。大切に保管しています。
キリがないのでここで止めておきます。
スイス最大の都市チューリッヒでさえ、空気と水がきれいでおいしくて、
あの国へ行くと体の中が洗われたような気分になります。
ゴミの分別、郊外の有機畑(かなり臭います)、電気バスなど
いたるところにエコとBIO(オーガニック)が見て取れる国。
チューリッヒや首都ベルンなどは、世界で最も暮らしやすい都市ランキング10位以内に
毎年入っています。
ドイツ系スイス人はあまり愛想がなく笑顔もないけれど、
よく付き合ってみると素朴で純粋でまじめで綺麗好きで、お性根良し。
フランス系スイス人は気さくで愛想が良くやっぱり素朴。
フランス系であることに誇りを持っていて、自尊心が高そう。
イタリア系スイス人はラテンのあのまま。おおらかで明るい。
ご縁があって、この穏やかで美しい国が、住んだことも無いのに何故か第二の故郷のように思え、
毎年訪れるようになりました。
スイス話第二弾はまた次回に。
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