グレンコ・アンドリー氏の講演 | 杉田 水脈(すぎた みお)オフィシャルブログ

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先週水曜日は朝9時〜お昼を挟んで17時まで内閣委員会。18時からはウクライナのゼレンスキー大統領のオンライン演説だったのですが、その合間を縫って伝統と創造の会が開かれ、国際政治学者のグレンコ・アンドリー氏が「ロシアによるウクライナ侵略と狙い、国際社会から求められる対応」と題してお話しされました。
グレンコは私のことを「日本のお母さん」と呼びます。ウクライナのお母様と私が同じ年だそうです。先日も電話で「ウクライナのご家族は大丈夫?」と聞くと、「今のところ、無事です」とのお返事でしたが、大変だと思います。
まだグレンコが留学生として日本に来て間もない頃、今よりもっと辿々しい日本語で、ロシアによるウクライナの民族浄化策等について話してくれました。今、中国がウィグルやチベット、南モンゴルに行っているような残虐なジェノサイドがウクライナでも行われていました。
そして、その日も語られましたが、23年間に亘る軍縮。ソ連崩壊の時、ウクライナな強い軍隊と相当の武器装備を受け継いだ。が、「今後は平和になる」「戦争は起きない」「軍備にお金をかけるのは勿体ない」という国民の声を受けてどんどん軍備を海外に売り渡しました。空母が中国に売られ、『遼寧』という名前で今も使用されているのは皆さんもご存知だと思います。
グレンコに「どうすれば戦争が起きなかったか?」という質問がありました。
「ウクライナが強い軍備を持っていれば戦争にならなかったと思います」と、彼は答えました。
今の日本に置き換えて考えてみてほしいです。
3枚目の写真は2016年、2人揃ってアパの論文で賞をいただいた時(グレンコは学生部門、私は佳作)のものです。