様々な指標があるのに何故マスコミは「ジェンダーギャップ指数」だけを取り上げ、日本を男尊女卑の国と叩くのか?
(記事より)
・統計を専門とする私としては、奇妙に感じることがある。それは国連の専門機関の一つである国連開発計画(UNDP)が毎年刊行する人間開発報告書で作成されている「ジェンダー不平等指数」の結果はあまり報じられないのに、この世界経済フォーラムの「ジェンダーギャップ指数」は公表されるたびに必ず報道され、話題となることだ。
これは「ジェンダーギャップ指数」のほうが日本の男女平等度のランキングがずっと低く(女性差別社会)、その分、目立っていて取り上げやすいからだろう。
・「ジェンダーギャップ指数」では最下位の日本も「ジェンダー不平等指数」では5位と英国と米国を上回っている。日本以外のG7諸国の順位も両方でばらばらである。
・幸福度を測るなら、幸福かどうかを聞いた意識調査によるのが一番だと思っている(中略)幸福度の女性優位度についての以上7回にわたる調査結果では、日本の順位は1位が3回、2位が2回、3位が1回、11位が1回となっている。日本の女性の幸福度が男性を上回る程度は、まず間違いなく、世界トップレベルにあるといってよいであろう。