昨夜、香港より帰国いたしました。
現地では、民主派、建制派それぞれの立法議員・区議会議員、そして日本企業の方々にお会いし、話を伺うことができました。
香港の状況は複雑でとても簡単には書き表すことはできません。また、キチンとまとめて講演会などで報告できればと思っています。
一つ言えることは、香港はとても安全だということ。通りには人が溢れ、ショッピングやお食事にと香港市民の方々は普通の生活をしていらっしゃいます。
懸念されることは観光客が減り、経済が打撃を受けていること。特にこれから迎える旧正月の時期に中国からの観光客が減ってしまうと、期間終了後、倒産する店舗などが増え、更に悪化が懸念されるとのこと。中国支配に「ノー」を唱えながらも経済的には頼らざるを得ないジレンマ。
先日、台湾では蔡英文氏と民進党が大勝しました。前回の選挙、ひまわり運動などがあり、民族意識が高まり誕生した蔡英文政権ですが、直ぐに経済が落ち込み、人気が急落。香港のデモが始まるまでは国民党有利と言われていました。
今後、香港の民意が経済にどのように左右されるのか、注視していく必要があります。と同時に日本に何ができるのか？まずは香港の安全性を伝え、「以前のように観光に行ってください」と促すのも支援になるのではと思います。
また一方で、日本の現状に照らし、インバウンドに頼り過ぎる怖さも感じているところです。
