ジェンダーギャップ指数のこと。〜赤松良子元文部大臣の講演 | 杉田 水脈(すぎた みお)オフィシャルブログ

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先週、女性議員飛躍の会で、赤松良子元文部大臣のお話を拝聴しました。御年90歳とは思えない、しっかりとしたお話振りに大変感銘を受けました。
内容はこの「ジェンダーギャップ指数」のこと。


私が最近の講演でよく話している内容とほぼ一緒でしたので、とても心強く思いました。

ジェンダーギャップ指数は、4つの分野からできている。それぞれの分野の日本の評価は、
・健康分野は◎。日本は女性の方が健康で長生きなのでとても高得点。まだまだ出産時の死亡率が高い国が多い。
・教育分野は○。大学院の進学率にギャップがあるが、その他はほぼ男女同じ。特に男女ともこんなに識字率が高い国は他にない。日本は昔からこの分野は強い。こちらも上位。
・経済分野は△。管理職や経営者の割合は低いので、悪いと思われがちだが、それでも平均点くらい。

では、なにが足を引っ張っているかというと、
・政治分野。
これが✖️。女性議員の割合がとにかく少ない。ここが全体の足を引っ張っている。
赤松先生は、各党の女性の割合を細かく調べて来られて、発表。どこの党がジェンダーギャップ指数全体を下げているのか、厳しく指摘されました。
(我が自由民主党です💧)

私が取り組んできた慰安婦問題が分かりやすいと思いますが、女性の方が主張しやすい問題は多々あります。そういった意味でも日本はもう少し女性議員が増えた方が良いと感じています。

また、順位が低い=【男尊女卑の国・日本】となってしまうので、報道等においてこの内訳をきちんと出して欲しいと、今年の始めにも内閣府の男女共同参画室に要望したところでした。
健康や教育の分野では、世界のお手本となる日本。もっと胸を張っていいと思いますし、世界にアピールして、今まで以上に貢献できるようになればいいです。
が、今回発表になった結果にとても疑問があるのは、教育分野の「中等教育の進学率」が前年度1位→128位に落ちたこと。高校の進学率は女子が男子を上回っていたのに、一体なにが起きたのか?ここは調査しようと思います。