日曜日の会話。
私「野田内閣の支持率、65%だって。」
友人「それって、『支持』の意味をみんな知らないんじゃないの?」
友人はごく普通の会社員です。
そこで改めて「支持する」の意味を調べてみました。
1.ささえもつこと。ささえてもちこたえること。
2.ある意見、主張などに賛成して、その後押しをすること。
ちなみに「民衆の支持を得る」は、2.の方になります。
ここにもあるように「支持する」という言葉はあくまでも
「意見、主張」に対して使われる言葉ということになります。
野田内閣は発足したばかり。
施政の姿勢(言葉の遊びみたいですが、「方針」未満だと思ったので「姿勢」にしました)を示しただけで、まだ何の主張も意見もありません。
「増税内閣」などと呼ばれていますが、実際私たちはこの内閣が本当に増税をやるのかどうかわかりませんし、『やります』という言葉も聴いていません。
「支持する」という言葉の意味から言えば、この時期に支持するかどうかを問い、支持率を出すのは間違いだということになるでしょう。
各大臣もまだ引継ぎ段階で、自分の意見や首長を発表した人はほとんどいません。
小宮山厚生労働大臣が、今は一箱400円台のたばこを最低でも700円まで値上げするべきとの考えを打ち出されたそうですが、これに対して支持するかどうかを問うのが正しいのでしょう。
それにしても高い支持率です。
改めて一つ一つの意見や主張に対して「支持」を問うと、
「総論賛成、各論反対」
になりそうですね。