朝日は特集記事でも、「強制連行」はなくても「自由を奪われた強制性」があったことが重要だとの主張は変えていない。
河野談話の作成段階でも、強制連行の証拠が見つからないことにあせって、「強制性」の定義をどんどん広義にしていった経緯があります。
問題は「自由を奪われた強制性」の有無ではなく、「強制連行」の有無です。官憲による強制連行がなかったのならば、慰安婦問題は【問題】ではなくなります。
慰安婦=売春婦です。
借金のかたに売られたりした女性は逃げ出さないように見張られていたり、「自由を奪われる」ことは存在したと思います。
とても悲しいことだと思います。
が、これは日本だけが責められる問題ではありません。
売春は世界最古の職業だと言われます。
「自由を奪われた強制性」が問題であるならば、古今東西すべての売春に関わることを問題視しなければなりません。朝日新聞はその覚悟があるのでしょうか?
最近よく、講演会などでお話しさせて頂いていることがあります。
7月に予算委員会理事会視察で訪れたベトナムで、日本から派遣されている海外青年協力隊の皆さんと意見交換をする機会がありました。
その時に「女性支援のプログラム」を担当している若い女性が居たので、
「男性より女性の方が優秀と言われているベトナムで女性支援ってどんなことをするのですか?」
と、尋ねたところ、次のような答えが返ってきました。
ベトナムは海洋だけでなく、陸地でも中国との間で長い国境線を有しています。その国境線あたりで、若い女性が集団で誘拐されて、人身売買されるという事件が多発しているそうです。
ベトナム警察が尽力してこれらの少女たちを救出しているのですが、この救出された少女たちがきちんと普通の生活がおくれるよう支援するプログラムなのだそうです。
私は唖然としました。
アメリカなどで、慰安婦像を建てようとする韓国の団体のバックには中国が居ます。オーストラリアでは表に出てきて、
「朝鮮半島で25万人、中国で25万人、合計50万人の少女が強制連行された」と主張しています。
その中国がベトナムの少女たちを強制連行して性奴隷にしています。
「自由を奪われた強制性」というのであれば朝日新聞はこう言った事実こそきちんと報道すべきではないでしょうか?
「慰安婦」証言についてのみ謝罪…強制性は主張