今日は行政の立場で少し解説。
まず、この教授は住民監査請求を起こしています。この手続きはかなりややこしいので、定年退職後で暇を持て余している人か、何とかして政治家や行政を悪者にしたいオンブズマンや活動家、若しくは利害関係のある人しかまずやりません。(オンブズマンや活動家に大学教授が入っていることが多いです。)住民監査請求が出されたら、監査委員会というか部署が対応しますが、専任の職員を置いている自治体は少なく、ほとんどが他の業務をしている人が監査請求が出た時だけ、兼務で事務局を務める形を取っています。
今回、栗東市監査委員は「一般人の目から見て不自然さは認められない」と市側の立場を支持して監査請求を却下しています。納得が行かない大学教授はすぐに裁判所に訴えました。裁判は、自治体の法務担当部署が担います。訴えられると無視することは出来ず、自治体は弁護士を立てて裁判を戦わなければいけなくなります。裁判費用は皆さんの税金です。
目に見える費用だけではなく、住民監査請求や裁判に対応する人的、時間的コストは全て住民の皆さんの税金なのです。本来ならば皆さんの生活の為に働く自治体職員の時間や労力をこんな一方的です理解に苦しむ主張を掲げる一市民に傾けないといけないということにもっと他の人達は怒った方がいいと思います。
このような事が全国で起こっています。「行政の透明化」「ガラス張りの行政」が持て囃された時期に広まった「情報公開」や「パブリックコメント」はこういった左巻きの人達に新たな武器を与えてしまいました。行革で人数を減らされた自治体は今までに無かった「制度に則ったモンスタークレーム」に対応せざるを得ない状況なのです。
こういったことも多くの皆さんに知っていただきたいです。
写真は内容とは全く関係ないのですが^ ^
台風で警報が出ていたので昨日は家に篭って原稿を書いていました。その傍ら、主人の実家からいただいたブリーベリーでジャムを作ってみました。なかなか上出来です(o^^o)

