この記事を読んで、涙が出ました。
「風と木の詩」
私が人生の中で一番繰り返し読んだ作品です。出会ったのは中学生の多感な頃。まだ、連載が進行中で次の巻が出るのが待ち遠しかった。我が家は漫画禁止だったので、友達に借りて自室で隠れて読みました。(漫画禁止の我が家で高校生になって初めて母親の許可を得て買ったのも「風と木の詩」でした。)
最高のワクワク感、ドキドキ感、あの年齢の時にしか味わえない。。そしてこの作品の複雑で高貴な恋愛観に強く魅かれました。。性描写が過激であってもその根底に流れているのは高潔な精神性でした。
まさしくこの時代、竹宮恵子先生は【次々とタブーを打ち破って】いました。先頭に立って果敢に突き進む戦士のようでした。その先生への憧れもあったんだといまさらながらに気づきました。
文中には次のように書かれています。
(以下、引用)
日本では女性が主体となった性表現が、男性向けのそれと同じくらい発展していることが、他国とは大きく違う特徴だ。その中には当然、『性暴力』表現も含まれる。即ち、日本において『性暴力』表現を禁止することは、これまで営々と築かれてきた女性たちによるオールタナティブな性表現に対してもNOを突きつけることになるのだ。表現を『禁止』することによっては現実は変わらない。むしろ『性は危険でもありうる』ことを伝えることこそが現実を変えると信じて女性作家たちは表現してきた。その営為を止めてはならない。
(引用終わり)
「何が何でも日本女性は弱者」というステレオタイプの国連の委員やこの件を国連まで告げ口しに行っている日本の左派団体の女性たちは大きな見落としをしています。
日本女性の作品は素晴らしい。万葉の時代からずっと。そのことにもっそのことに誇りを持つべきです。国連批判の日本漫画の性表現 「風と木の詩」が扉を開けた
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