【本音と建前】
テレビ入りの決算委員会でまた、ワイドショーのような質疑が行われていました。週刊誌のネタを基に。
議員をしていた時、新年互礼会などの場で思い知らされるのは、与党と野党の違いでした。私の選挙区には二人の代議士がいたわけですが、こちらは頭を下げて挨拶に回ってやっと名刺交換していだだける。けど、与党の議員(私と同じ新人議員でしたが)の前には彼と名刺交換したい人が長蛇の列。何故皆さん、与党議員と名刺交換したいのか?
そもそも、企業献金はなんのためにあるのか?その業界や団体や企業になんらかの便宜を図って欲しいからでしょう。補助金、税制の優遇…etc
ここに、固い固い与党の支持層ができる。
私は企業献金はいただいていません。ので、わかりませんが、日本人の性格上
何かしてもらったら、お礼をするのは当たり前。
大抵の人はそういう利害に関係なくても「政治はそうゆうもの。」として見て見ぬ振りをしています。また、こういうニュースを見た若い人は一人、また一人、「やっぱり政治は汚い。」と思って選挙に行かなくなってしまいます。
今回の件もマスコミは「けしからん!」という姿勢で報道していますが、本音の部分は違います。反日報道をするマスコミでも、持っている利権は手放したくない。
与党の中に右から左までいろんなイデオロギーの方がいるので、そこは問題無いわけです。(与党の中の左寄りの方がより大きな利権を持っているのもうなづけます。)
こういう構造がある限り、以前の政権交代の時のようなかなりの風が吹くか、余程の有名人しか小選挙区で与党に勝つことはできません。イデオロギーではなく、こういった現実のところで選挙の勝ち負けは決まってしまうのです。厳しいですね。