東北地方太平洋沖地震から3日が過ぎました。
被災者の皆様には心からお見舞い申し上げます。
遠く関西からは何もできませんが、livedoorブログの中に“緊急!「大震災の教訓」を教えてください”というのがありましたので、阪神淡路大震災時に自治体職員として体験したことの中から、『教訓』とまでは行きませんが、少し書かせていただきたいと思います。
皆さんのご参考になれば。。。
前回のブログにも書きましたが、大震災では、
救助期→復旧期→復興期と状況が変化し、その都度、必要となる支援も物資もそして課題も違ってきます。
物資については、命の元となる水や食料は当然これからも必要です。
まだまだ東北は寒い時期でもありますから、毛布や使い捨てカイロなどの防寒用品も必要でしょう。
3日目を過ぎると、着の身着のまま逃げてこられた方々のための下着などの着替え、
細かい話ですが、赤ちゃんやご老人のオムツ、粉ミルク、女性の生理用品なども必要になります。
必要な物資が「生きるためのモノ」→「生活するためのモノ」となります。
阪神淡路大震災のとき、避難されている方の中に妊婦さんがいらっしゃって、妊婦さん用の下着を始め必要なものを買いに走ったことを思い出しました。
もう少し時間がたつと、今度は広い体育館の中で、今度はプライバシーに配慮する仕組みが必要になり、避難生活にも「ルール」や「秩序」ができ始めます。
それと同時にトラブルも起こるようなります。
これはもっと先の話なので、今日は詳しく書きません。
私が一番気になっているのは、災害から3日目を過ぎると、それまで気が張っていた人たちの緊張の糸がぷつんと切れて、倒れる方が続出するということです。
これまで、現地入りするのは、自衛隊や消防など主に救助に当たる方ばかりだと思いますが、
これからは、被災者の方々の健康や精神面をケアする医療関係者の方々が多く必要になります。
心労による衰弱死や自殺といった2次災害を防ぐためにも、医療関係者の皆様にはぜひ頑張っていただきたいと思います。
救助活動、復興活動の中心となるのは、自治体職員の皆さんです。
被害が甚大なため、長時間にわたる大変な苦労が予想されますが、
住民のみなさまのため、ご尽力願います。
心から応援しております。