災害があるといつも感じるのは現場を取材するマスコミのヘリの爆音。音で情報を得て入手している視覚障害者の方々にこの件も含め、困ったことはないですか?とお尋ねしたところ、次ような答えが返ってきました。
・電車が停止して避難する際にも、視覚障害者はより一層困難を生じます。
・避難所へ避難した際にも、多くの方々が避難されている中、自分が見えていないということを正直、周りに言い出せない(これは聴覚障害者の方も同じ)結果、トイレにも行けない等々不自由が生じます。
やはり各地にて障害者や高齢者を優先する「福祉避難所」を開設して欲しいという声があるそうです。
人員の関係で難しいとは思いますが、せめて避難所の中に「障害者相談コーナー」を設けるなど、自治体に要望したいと思います。
また、マスコミに関しては、
・視覚障害者といえども、テレビのニュースで
災害情報を得ている方々は意外と多く、
アナウンサーの「ご覧の各地に土砂災害危険情報が出ています」とか、「ご覧の河川が氾濫の危険があります」といったアナウンスでは、状況が把握できません。
・「ご覧になれない」我々としては、今回のように数多い被害情報が出ている際には、視覚障害者でも危険情報をより正確に入手できる、何か方法があれば有難いとは思いました。
テレビでカバーできない分、ラジオでという方もいらっしゃいますが、やはり、普段使い慣れた媒体から情報を取ろうとするのは私達も同じです。何回かに一回は危険区域を読み上げるなどできないものか?これも要望したいと思います。
また、ラジオでの情報は未確認とのことでしたので、ラジオで視覚障害者の方でも分かるような、
細かい説明がなされているのからどうかも確認したいと思います。
愛媛県と高知県にはまだ大雨特別警報が出ています。皆さん充分に注意してください。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180708-00004251-weather-soci