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皆さまこんにちは。
昨日のあちらのブログはこちらとなっております。
どうぞご覧ください。
さてさて。
しばらくブログをさぼっていた頃のお話を昨晩ふと思い出した。
この春先、杉の家のベランダは、なぜか「蜂」の遊び場になっていて。
確か、去年引っ越ししてきたときも、この時期、蜂がとんどったなあ~、と、
さほど気にすることもなく、また暑くなったらおらんくなるやろ、てなぐらいの気分でいた杉の。
つっても、杉のは「蜂」とか、「虫」という「虫」は大嫌い。
大嫌いというよりも、怖くて怖くて、殺したりすることもできず、
ただただ逃げ回ることしかできない人間。
実家に住んでいた頃も、裏の物置などが開けっ放しになっていると、
24時間部屋のドアを開けっ放しにしている2階の杉のの部屋に必ず蜂が迷い込んできて、
そのたび、「じーじ!ばーば!あっちゃーーーーん!友咲!有!」と、
家族中の名前を呼び倒しては、誰かにその蜂を退治してもらっていたものだ。
そんな杉のが憧れる女性がばーば。
他のメンツは必ず蜂を殺してしまうのだけど、
ばーばに限っては、
「蜂さん、蜂さん、友達のところに帰りなさい」
と、網戸を開けて、上手に蜂さんたちを、野外に案内してしまうのだ。
人間技とは思えない。
そこで杉のも、
毎朝、ベランダで洗濯物を干している間、
「あんたら、間違ってもあたしを刺すなよ?」
と、語りかけながら、こわごわと毎日を過ごしていたわけである。
といっても、所詮「蜂」だ。
一年中、そこらを飛び交っているわけではない。
去年だって、いつの間にかその蜂たちはいなくなったし、
今年だって、きっといなくなるはずだ。
と、思っていたものの。
今年はどうも、その蜂たちはいつまでたっても退散しない。
しかも、去年は二・三匹だったのに、
今年は、間違いなく五・六匹は必ずいるはずだ。
朝だけでなく、夕方も、洗濯物の取り入れに行くたびに、
杉のの身体にまとわりつくようにじゃれては、「刺すなよ?」という言葉を聞いて、
どこかに散っては朝になると、そのベランダにたむろっている、という繰り返しだ。
どもならんがな。
と、8月入って盆前になろうとしていても、まったく退散しない「蜂さん」たち。
今年は「蜂の当たり年かなあ」とかなんとか、
まるで、「カメムシが大量発生するときは大雪になる」てなぐらいの迷信まで脳裏に浮かべながら、そいつらに注目してみると。
なんと。
こいつらは、ベランダに立ち並ぶ、杉の家のエアコンの室外機の中を、
行ったり来たりしているのだ。
とゆーことは、
ま、まさか、
室外機の中に巣を作りやがったのか!!
しかも、この夏、まだ一度も使っていないことをいいことに、
のんびりと、そこで涼をとっていやがったのだ。
どもならんがな。←二度目
つっても、今はまだ杉の的にはエアコンを使う気はないし、
一晩中つけている息子のエアコンの室外機は、ベランダにはない。
「ま、ほっとこ」と、このまま夏が過ぎることだけを祈っていた杉の。
しかし。
その数日後、娘が東京から帰ってくるとの連絡が。
ということは、
さすがに、娘はエアコンをつけるだろう。
しかも、毎晩帰宅が遅い息子と違って、
休みで一日中うちにいるであろう娘は、私とは違い、
この暑さを、エアコンなしで乗り切れるはずがない。
とゆーことは。
「なあなあ、アンタら、もうすぐ姉ちゃん帰ってきたらエアコン使うで?そこ、おそらく危険やで?そんでもええんならそこにおればええけど、どっか行った方が正解やと思うで?」
と、杉のはそいつらに語りかけてやった。
すると。
翌朝、そいつらは、一匹残らず、退散していた。
それ以来、杉の家のベランダには、「蜂」が一匹もいない。
そして、
娘は、さんざんエアコンを使いまくって東京に戻った、というお話。
いやーーーー。
そういうこと、あるんだね。
杉のの友達にも、
動物とお話しできる子がいるけれど、
そんなのは、特別な、「動物への愛情」や、
とんだ才能がある人間だけができるパワーだと思っていた。
だけど、ばーばや、杉ののように、
とんだ「へたれ」な人間でも、
誰だって持っている力なんだね。
それを信じるか、信じないかはあなた次第!ってことだけで、
「信じてみるかどうか」
って話ではなかろうか。
という、素敵なお話でした。
それではまた。
最後までお読みいただいてありがとうございます。
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