前回からの続きです。
オスカル君の悲しい誕生日の思い出を聞いた私は、私にも同じような思い出があったことを話しました。
私が4歳の時のことです。
その年、弟の3歳の誕生会が六本木の瀬里奈で盛大に行われました。
私の父親と弟は、誕生日が同じ
11月3日
文化の日で祝日ということもあり、皆が集まりやすい日程です。
私の父親は長男で、親戚一同を取り仕切っているようなところがありました。
親戚が集まる日として誕生会を行っていた、その中でも弟の3歳の誕生日は特に盛大に行われました。
その理由は、弟が
長男の長男として生まれた、御披露目の意味があったこと。
そしてもう1つ、1歳を過ぎた弟が感染症で死に損ない、大学病院に入院していた弟が無事に退院し
全快したこと
もちろん、そんな詳しい理由は4歳だった私には理解できません。
数十人も集まった親戚が、次々に弟に持ってくれるプレゼントの数々。
仲良しのいとこたち。
大勢での食事、大きな誕生日ケーキ。
とても楽しくて、次の月に迫った
私の誕生日も![ラブ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/006.png)
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と期待していしまいました。
私の誕生日は12月27日です。
クリスマス後で年末という、タイミングのよくない誕生日です。
冬休み中なので、学校で友人に祝ってもらえる機会もありません。
弟の盛大な誕生会から7週間ほどたち、私の5歳の誕生日がやってきました。
その日は朝からウキウキしていた私。
ついに私の誕生日がきた ![ラブ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/006.png)
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それなのに、いつも通りの日常。
弟は3歳で妹は1歳ですから、私の誕生日だという認識がありません。
父親は総合病院の勤務医師として忙しく、自宅にいませんでした。
母は開業医として忙しく、年末も働いています。
私はその日が自分の誕生日であることを言わず、期待しながら1日を過ごしました。
ところが、夕飯もいつも通り。
ケーキもプレゼントもありません。
それでも夕食後に静かにオモチャで遊びながら、そして段々と悲しくなってきた私。
ついに寝る時間になり、母に
もう寝なさい
と言われた瞬間、私はオモチャのケースの前で泣き出してしまいました。
お母さん、今日は私の誕生日だったの
何で何もないの?
その時、私の目の前にあった赤いオモチャの箱の映像は、私の記憶に焼き付いています。
悲しい![えーん](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/018.png)
![えーん](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/018.png)
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(私は、3歳になる頃からの、かなり鮮明な映像記憶が多々あります)
その後も(今でも)、父の誕生日と弟の誕生日は一緒に祝われることがあります。
一方、家族主催の私の誕生会は、私の記憶にある限り、私が6歳の時に1回と、息子が10歳の頃にレストランを予約してくれた1回だけです。
6歳の時は、前年度の反省があったのか、母が保育園の友人を招いて、私の誕生会をしてくれました。
プレゼントはキキララのプラスチックケースの他、サンリオの小物を紙袋にいっぱい
(⬅️この日のことも鮮明に覚えている)
![おねがい](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/005.png)
私の話を聞いたオスカル君の感想は
家族に誕生日を忘れられたことはないな🤔
私も息子の誕生日を忘れたことはないですよ❗
9月19日に息子は今月で24歳になりました🤗
ちょっと悲しい誕生日の思い出でした❗