医学部再受験に関しての質問をいただくことがあります。
 
私は医学部に学士入学ですが、理工学部を卒業してすぐに、ストレートで医学部の2年次に編入しました。
 
つまり、現役で医学部に入った人たちより3歳上になります。
 
3年の違いは大きいものとは言えず、私自身は、医学部時代も、卒業してからも、年齢で困ったことはありません。


でも、もし私が入学時に22歳ではなく、
 
30代後半だったら?
 
 
医学部で学ばなければいけないことは膨大で、努力や気力だけで乗り切れるものではありません。
 
もし私が医学部に30代後半で入学したとすると、医師免許を取るまでに6年、そしてそこから最低6年程度の修行を終えたのちと考えると、

私の今の年齢で独り立ち びっくり

というところでしょうか?


ちょっと考えられません


昨夜はカマンベールチーズ鍋



 
医師になる人数が決まっている以上、医師免許をとってから長く働いてくれる人の方が、社会にとってプラスになります。

若い人が医師になった方がいい
 
それらを踏まえて、30代後半から医師を目指すなら、

自己満足ではない
医師になることで今までのキャリアもいかせる
元々の能力が高い

以上のような場合でない限りはおすすめしません。
 


私の医学部時代に、下の学年に39歳で入学した、宗教学の大学講師で牧師の方がいました。


牧師と医師

のダブルライセンスで、ホスピスで終末期医療をうける患者さんに貢献したいという目標があり、入学したそうです。

宗教と終末期は関連する部分があり、医師免許を持つことで、患者さんの人生の最後の時を身体的にも精神的にもケアできるでしょう。


彼の場合はハッキリとした目標があり、他の人には出来ないことを実現できる、

学士入学の存在意義を体現

していると思います。



やっぱり医師になりたかった

というだけでは、自己満足だけしか感じません。


冒頭のツイッター上のアンケートは、まだ集
計中ですが、やはり35歳以下が妥当な年齢のようです。

みなさんはどう思いますか?


私個人の意見としては、

50代で医師免許取得!

などは美談にしてはいけないと思う…
 
 

 

 

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