ツイートを見て、私の学生時代のエピソードを思い出しました。


医学部に入学し、一人暮らしを始めた私は、父から生活費をもらうようになりました。

生活費と言っても、家賃、光熱費、携帯代などは口座引き落としで親が払ってくれていたので、実質

食費とおこづかい

それにしても、十分過ぎる金額をもらっていたのです。


医学部時代の私は、ほとんど飲みに行くこともなく、自炊していたし、毎月生活費が残りました。

残ったお金は貯金し、1年ほどたつとかなりの金額に。

私は父に

生活費の残りを貯金して○○円になった

と、自慢したところ、父はひどく怒りました。

なぜ、全部使わないんだ?
それはミオが全部使うためのお金なのに。



父は学生時代、学費も生活費も家庭教師のアルバイトで稼いでいました。


もっと多くの時間を勉強したい
もっと友人と遊びたい

そんな想いを抱えた学生時代だったようです。

そんな父は、私にアルバイトを禁じました。

自分の子供たちにはお金の心配なく勉強に集中し、学生時代を楽しんでもらいたい。
それが自分の夢だったから。



お金の価値は変わります。

私がおこづかいを削って貯めた1万円は、50歳になった今の私の1万円の価値とは大きく違います。

もっと大げさに言えば、小学生の時に1万円をもらえば、「大金」の使い道にワクワクしますよね。

父の家庭は、小さな頃に東京大空襲で工場や家を焼かれて失うまでは裕福だったそうですが、その後は貧しい生活でした。

あの時、300円あれば

など、今ならすぐに用意できるような金額で泣いたこと、諦めなければならなかったことがいくつもあったそうです。

医学部進学した時も、入学金しか払えず、授業料が払えなかったため、危うく入学できなくなるところを、赤の他人の群馬大学の事務の方が学費分を貸してくれたことで入学できました。

入学してすぐから家庭教師をかけもちし、数ヶ月で全額お返ししたそうです





その後の私は、

年齢相当に、不自由なくお金を使って欲しい

という父の夢をかなえるべく、貯金をせずに色々な経験にお金を使いましたニコニコ








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