私は過去、数えられないほど海外旅行をしています。
危険な目にあったことはありませんが、危険な目にあいそうだったことはあります。
今回、ひょんなことから知った、日本人がエクアドルで新婚旅行中に殺害されたケースについて考えました。
事件は2013年、エクアドルです。新婚旅行に来ていたカップルがタクシーに乗り、強盗にあい、射殺された事件。
詳しくはこちら。リンク先にはありませんが、路上に横たわる被害者の写真は、ネット上で最も有名な遺体写真とも言われているようです。
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HさんはTwitterで意識高い系ツイートをしていたようで、死者に鞭を打つような、ひどいネット記事もたくさん見られました。
海外旅行ではタクシーには気を付けないといけません。思い返してみると、私もで危険な目に会いそうになったことがあります。
1回目は2015年ごろのシンガポール。
タクシーでマリーナベイサンズのホテルからレストランに行った時のことです。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210908/11/miosocias/e4/72/j/o1077080914997988217.jpg?caw=800)
私はシンガポールには50回程度行っています。
2ヶ月ほどの長期滞在をしたり、シンガポール人と結婚していたぐらいなので、もちろんシンガポールには詳しいし、慣れています。
その日、母と息子と一緒に乗ったタクシーは、明らかに遠回りをしていました。
私が異変に気づいた時、タクシーはひっそりとした住宅街を走っているところ。
ここで道が違うとクレームをつけて下ろされてしまったら、次のタクシーを捕まえるのは大変そうです。
私は息子と母がいることを考え、黙って遠回りを許し、いつもより1.5倍ほどの料金を払いました。
タクシーに乗った場所が日本人観光客が大好きなマリーナベイサンズだったこと、子供もいる家族連れだったことから、
道を知らない観光客
だと思われたようです。
お金は余計にかかりましたが、家族の安全を優先することが大切。
そして2回目
2019年10月、オスカル君に会いにドミニカ共和国に行く途中のトランジットで、ニューヨークに1泊した時のことです。
到着は深夜。翌朝は到着した空港ではなく、ニューヨークのもう一つの空港からサント・ドミンゴに行く予定でした。
せっかくのニューヨークでしたが、危険性回避のため、市内ではなくエアポートホテルを予約。
空港から歩いていけそうな距離でしたが、知らない土地を大きな荷物を持って歩くのは危険なので、空港からタクシーを利用しました。
この時のタクシー利用に関しては、
Uberは危険だ/安全だ
と、現地で暮らしていた友人の意見が別れたため、最終的には空港のタクシー乗り場を利用。
空港から5分かからない距離のホテルだったので、黒人ドライバーは
なんだこいつ近距離か。外れだ。
とでも思ったのか、ホテルに向かう途中に、車をゆっくり人気のない暗がりに停めました。
私はかなり身の危険を感じました
ドライバー 現金で50ドルだ
私 え………
ドライバー 現金あるか?
私 あります
たった数分の距離のタクシーで、
5000円 ぼったくられました
でも
5000円で、危険な目に遭うことを回避できた
ということが大切。
翌日は、ホテルに事情を話し、呼んでもらった安全なタクシーで40分の距離の目的地の空港まで到着出来ました。
私のように英語が話せて、海外旅行なれしている人は、ボッタクリのタクシーに抗議したり
海外旅行での危険に鈍くなりがち
冒頭でご紹介したエクアドルの事件は、まさにそれが問題で命を落としたのではないでしょうか?
ここでエクアドルでの事件を詳しく解説すると、
被害者は、海外育ちで複数の国を経験した英語ネイティブ
ボッタクラレるなんて海外旅行初心者だという考えです。
そんな背景から、危険性を考えなかったのかもしれません。
私ならエクアドルのような海外では、夜に出掛けません。
エクアドルで亡くなったHさんは、いくつもの間違った選択をしています。
1、新婚旅行に外務省が警告を出している危険地帯を選んだ
2、宿泊先のホテルで夕食をとらず、違う場所でディナーすることにした
3、ホテルが用意したハイヤーを、高いと言って帰りは断った(行きは通常2ドル程度を20ドルで払った、1ドル高く、3ドル請求されたなど諸説あり)
4、帰り道はタクシーよりも安全な電車にも乗れたが、数ドル高くなるので、流しのタクシーに乗ることにした
5、流しのタクシーの中では安全な、防犯カメラつきのタクシーをつかまえたが、値段交渉で決裂
6、さらにもう1台の比較的安全な流しのタクシーとも値段交渉で決裂
7、3台めにつかまえた、防犯カメラのない、安い白タクに乗ってしまった
8、8人もの強盗に囲まれ、銃をつきつけられているのに金品要求に抵抗した
なんと8つもの間違った選択。
どこかで違う選択をしていれば、無事に新婚旅行を終えられた可能性も十分あったと思います。
そして、運が悪いことにHさんの新妻の名前は
マリコさん
話によると、タクシーが急に停まり、銃を持った8人の強盗に囲まれたHさんは
マリコ、逃げろ!
と、奥さんの名前を叫んだそうです。
エクアドルでは、スペイン語が話されています。
スペイン語では
Maricon(マリコン)→オカマ野郎
Negro(ニグロ)→くろんぼ
と言う意味なのです。
スペイン語のネイティブスピーカー、オスカル君に上記のことを確認したところ、
日本人が
「マリコ逃げろ」と叫ぶと、マリコン、ニグロ、つまり「オカマのくろんぼ野郎」
という罵倒
に聞こえる可能性は十分にあるそうです。
被害者がタクシーに乗ってから、殺害されて道に放り出されるまで約30分という短時間。
特急誘拐と言われる、このような強盗の手口はエクアドルではよく見られます。
けれども、通常は命まで奪われることはないそうです。
犯人たちもお金が欲しいだけで、捕まった時の罪の重さを考えれば殺人は避けたいですよね。
殺害と言う最悪の結果になった理由は、Hさんが抵抗したこと、そしてさらに、強盗たちが
オカマの黒んぼ野郎
と罵倒されたと思って、Hさんに発砲したとも言われています。
Hさんは英語が堪能でも、スペイン語はよく知らなかったのかも。
ちなみに私はこの単語のことは、よく知っています。
亡くなったHさんはお気の毒ですが、奥様も一緒の新婚旅行ですから、より安全を考え、多少高い金額を払ってホテルの用意した安全なハイヤーに乗るべきだったと思います。
私自身、過去のニューヨークの経験で、たった数分のタクシー乗車に5000円を払うことに抵抗せず、自分の命を買えたと思っています。
お金はまた稼げばいい
旅慣れているからこそ、一緒に旅行している人がいる時は、より安全に配慮すること
皆さんも 旅慣れて油断 しないようにしましょう。
M͙I͙O͙ 🇩🇴🇯🇵@mio1227
安全性。この1点につきます。通りを走っているタクシーに乗れる、一人で夜に外を歩ける、地下鉄などでスリに気を付けることなく、居眠りまでしている人がいる。全て日本以外では難しいことが多いです。 #Peing #質問箱 https://t.co/PDa5K8w73H
2021年09月05日 22:46
ドクターマーチンのヒールブーツは、ヒールが高くても太いので歩きやすいです
今年は、レースアップではない、以前履き潰した、このタイプを買うつもり