私は過去、数えられないほど海外旅行をしています。


危険な目にあったことはありませんが、危険な目にあいそうだったことはあります。

 

 

今回、ひょんなことから知った、日本人がエクアドルで新婚旅行中に殺害されたケースについて考えました。

 

 

事件は2013年、エクアドルです。新婚旅行に来ていたカップルがタクシーに乗り、強盗にあい、射殺された事件。

 

詳しくはこちら。リンク先にはありませんが、路上に横たわる被害者の写真は、ネット上で最も有名な遺体写真とも言われているようです。

↓↓

 

 HさんはTwitterで意識高い系ツイートをしていたようで、死者に鞭を打つような、ひどいネット記事もたくさん見られました。

 

 

 

 

海外旅行ではタクシーには気を付けないといけません。思い返してみると、私もで危険な目に会いそうになったことがあります。

 

1回目は2015年ごろのシンガポール。


タクシーでマリーナベイサンズのホテルからレストランに行った時のことです。



私はシンガポールには50回程度行っています。

2ヶ月ほどの長期滞在をしたり、シンガポール人と結婚していたぐらいなので、もちろんシンガポールには詳しいし、慣れています。

 

その日、母と息子と一緒に乗ったタクシーは、明らかに遠回りをしていました。

 

私が異変に気づいた時、タクシーはひっそりとした住宅街を走っているところ。

 

ここで道が違うとクレームをつけて下ろされてしまったら、次のタクシーを捕まえるのは大変そうです。

 

私は息子と母がいることを考え、黙って遠回りを許し、いつもより1.5倍ほどの料金を払いました。

 

タクシーに乗った場所が日本人観光客が大好きなマリーナベイサンズだったこと、子供もいる家族連れだったことから、

 

道を知らない観光客

 

だと思われたようです。


お金は余計にかかりましたが、家族の安全を優先することが大切。

 


 

 

 

そして2回目

 

2019年10月、オスカル君に会いにドミニカ共和国に行く途中のトランジットで、ニューヨークに1泊した時のことです。

 

到着は深夜。翌朝は到着した空港ではなく、ニューヨークのもう一つの空港からサント・ドミンゴに行く予定でした。

 

せっかくのニューヨークでしたが、危険性回避のため、市内ではなくエアポートホテルを予約。

 

空港から歩いていけそうな距離でしたが、知らない土地を大きな荷物を持って歩くのは危険なので、空港からタクシーを利用しました。

 

この時のタクシー利用に関しては、

 

Uberは危険だ/安全だ

 

と、現地で暮らしていた友人の意見が別れたため、最終的には空港のタクシー乗り場を利用。

 

空港から5分かからない距離のホテルだったので、黒人ドライバーは

 

なんだこいつ近距離か。外れだ。

 

とでも思ったのか、ホテルに向かう途中に、車をゆっくり人気のない暗がりに停めました。

 

 

私はかなり身の危険を感じました えーんえーんえーん

 


ドライバー  現金で50ドルだ

 

  え………

 

ドライバー  現金あるか?

 

  あります

 

 

たった数分の距離のタクシーで、


5000円 ぼったくられましたえーん

 

でも

 

5000円で、危険な目に遭うことを回避できた

 

ということが大切。

 

翌日は、ホテルに事情を話し、呼んでもらった安全なタクシーで40分の距離の目的地の空港まで到着出来ました。

  

私のように英語が話せて、海外旅行なれしている人は、ボッタクリのタクシーに抗議したり


海外旅行での危険に鈍くなりがち

 

 

 

冒頭でご紹介したエクアドルの事件は、まさにそれが問題で命を落としたのではないでしょうか?

 

 


ここでエクアドルでの事件を詳しく解説すると、


被害者は、海外育ちで複数の国を経験した英語ネイティブ

 

ボッタクラレるなんて海外旅行初心者だという考えです。


そんな背景から、危険性を考えなかったのかもしれません。

  

私ならエクアドルのような海外では、夜に出掛けません。

 



エクアドルで亡くなったHさんは、いくつもの間違った選択をしています。

 

1、新婚旅行に外務省が警告を出している危険地帯を選んだ

 

2、宿泊先のホテルで夕食をとらず、違う場所でディナーすることにした

 

3、ホテルが用意したハイヤーを、高いと言って帰りは断った(行きは通常2ドル程度を20ドルで払った、1ドル高く、3ドル請求されたなど諸説あり)

 

4、帰り道はタクシーよりも安全な電車にも乗れたが、数ドル高くなるので、流しのタクシーに乗ることにした

 

5、流しのタクシーの中では安全な、防犯カメラつきのタクシーをつかまえたが、値段交渉で決裂

 

6、さらにもう1台の比較的安全な流しのタクシーとも値段交渉で決裂

 

7、3台めにつかまえた、防犯カメラのない、安い白タクに乗ってしまった

 

8、8人もの強盗に囲まれ、銃をつきつけられているのに金品要求に抵抗した

 

なんと8つもの間違った選択。


どこかで違う選択をしていれば、無事に新婚旅行を終えられた可能性も十分あったと思います。


 

そして、運が悪いことにHさんの新妻の名前は

 

マリコさん 滝汗滝汗滝汗

 

話によると、タクシーが急に停まり、銃を持った8人の強盗に囲まれたHさんは

 

マリコ、逃げろ!

 

と、奥さんの名前を叫んだそうです。

 

エクアドルでは、スペイン語が話されています。

 

スペイン語では

 

Maricon(マリコン)→オカマ野郎

Negro(ニグロ)→くろんぼ

 

と言う意味なのです。


スペイン語のネイティブスピーカー、オスカル君に上記のことを確認したところ、

 

日本人が

 

「マリコ逃げろ」と叫ぶと、マリコン、ニグロ、つまり「オカマのくろんぼ野郎」

 

という罵倒ガーン


に聞こえる可能性は十分にあるそうです。


 

被害者がタクシーに乗ってから、殺害されて道に放り出されるまで約30分という短時間。

 

特急誘拐と言われる、このような強盗の手口はエクアドルではよく見られます。

けれども、通常は命まで奪われることはないそうです。


犯人たちもお金が欲しいだけで、捕まった時の罪の重さを考えれば殺人は避けたいですよね。

 

殺害と言う最悪の結果になった理由は、Hさんが抵抗したこと、そしてさらに、強盗たちが

 

オカマの黒んぼ野郎

 

と罵倒されたと思って、Hさんに発砲したとも言われています。

 

Hさんは英語が堪能でも、スペイン語はよく知らなかったのかも。

 

ちなみに私はこの単語のことは、よく知っています。

 

 

亡くなったHさんはお気の毒ですが、奥様も一緒の新婚旅行ですから、より安全を考え、多少高い金額を払ってホテルの用意した安全なハイヤーに乗るべきだったと思います。

 

 

私自身、過去のニューヨークの経験で、たった数分のタクシー乗車に5000円を払うことに抵抗せず、自分の命を買えたと思っています。

 


お金はまた稼げばいい


旅慣れているからこそ、一緒に旅行している人がいる時は、より安全に配慮すること

 

 

皆さんも 旅慣れて油断 しないようにしましょう。

 









ドクターマーチンのヒールブーツは、ヒールが高くても太いので歩きやすいですニコニコ




 

 

 

今年は、レースアップではない、以前履き潰した、このタイプを買うつもりニコニコ



 


 

 

 

 

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