イギリスに住んでいた時の思い出です。
その頃、息子は6歳。
ロンドンのベイカーストリートにあるインターナショナルスクールに通っていました。
学校ではかなりの人気者で、放課後は息子の出待ちをする年上の女生徒が数人。
迎えに行ったところ、
あなたは3番目よ
と後ろに並ばされたこともあります。
女の子たちはさよならの頬へのキスをしてもらうために並んでいたのですが、
息子は彼女たちのことを
My princess 僕のお姫様
と呼びかけていて
Good morning my princess
I’m your prince. 僕は君の王子様だよ
など、王子を自称していたのですが、ある日
I am a real price. Yoe are not.
と、会話に絡んできた男子生徒がいました。
彼の名前はハムダン君。
本物のドバイの王子さま
ドバイやサウジアラビアなどの国は、”王子”というだけだと1000人ぐらいいるそうですが、息子と同じ学校に通っていたのは
おじさんが王様
という、かなり王位に近い子でした。
年齢は6歳だった息子よりも上の12歳ぐらい。
ハムダン君には、いつもNanny(乳母)が2人と、セキュリティーの、いかついおじさんが1人付き添っていたのですが
乳母の1人はポーランド人のやたらセクシーな美女。そしてもう1人は、これぞザ・乳母という感じのふくよかなドバイの女性。
セクシーな方の乳母は、
私の名前はイザベラ。ベラって呼んでね
なぜかドバイの王子様に気に入られた息子。
君の名前はタイガ(Tiger )だから、Tigerをプレゼントするよ
と言われ、私は本物のトラが来たらどうしようと心配しました
(縫いぐるみをいただきました)
息子は、王子の誕生会に行くのにリムジンで迎えに来てもらい
こんな長い車初めてみた!
と大興奮。
リムジンのドアを開けるとギッシリ子供が詰まっていました。
行先はハードロックカフェ。
貸し切りのレストランでピエロやジャグラーなどもいる、楽しいパーティーだったそうです。
私も行きたかったな。
余談ですが、私は王子さまのセキュリティーのおじさんに口説かれ、何度かデートしました。寿司をご馳走してもらったりしました。
その頃の私の手口として、本気で口説かれないように夜の食事にはいつも息子を連れて行ってました。
レモンリカー🍋
↓
最近、レモン味に凝っています