通常の出産では、赤ちゃんは頭から生まれてきます。
頭が一番大きいので、頭さえ出ればその後は
ツルッと全部出る
という、理にかなったもの。
そして逆子の多くはお尻から生まれます。
お尻は頭の次に大きい場所で、この体勢なら経膣分娩が出来る判断になることが多い。
私は産婦人科に関しては専門ではありませんが、私がこの世に生まれた時は
両足を行儀よく
そろえ、足から出てきた
と言われていました。この体勢は、
全足位
と言います。
逆子は、その体勢によっていくつか種類があります。逆子の体勢は、大きく分けてお尻を下に向けた「殿位」と、膝小僧を下に向けた「膝位」、足を下に向けた「足位」の3つ。
出産時まで逆子が続く確率は全体の3%程度とされていて、その75%は殿位です。
足を下に向けている足位は、両足を伸ばしてお腹の中で立っているような状態である「全足位」と、片足を下に伸ばして、もう一方の足を上にあげている「不全足位」の2つで、逆子の中で占める割合は1%
と、いうことは私は出産のうちの0.03%という、とても少ない確率の出産。
出産時のリスクが最も高い体勢が足位なので、全足位は通常は帝王切開になりますから、経膣分娩で生まれた私は
何万人1人
という出産だったことになります。
どう考えてもお尻や膝と比べれば、足が一番小さいから、途中で引っ掛かりそう
引っ掛かると低酸素状態になって子供が死んだり、低酸素脳症になったりします。
産科のドクターに聞いてみたところ、
全足位の経膣分娩は見たことがない❗
しかも破水してからなんて
無事に生まれて奇跡
と言われたので、これからは
奇跡の人
を名乗りたいと思います
私が帝王切開ではなく、経膣分娩で生まれた理由は
母が帝王切開を拒否したから
もちろん、拒否しても受け入れてくれる産院はありません。
実際に母はいくつもの産院で出産を断られ、最終的には自分の出身大学の順天堂で無理やり希望を通しました。
(同級生に出産を見られるのが嫌で、順天堂は嫌だったらしいです。嫌いな同級生がいない日の出産になり、嬉しかったと言ってました)
母は少し共感能力が低いので、私がまだ小さかった頃に笑顔で
子供が死んでもいいから、私のお腹は切らせない!と言って普通に産んだのよ。
と言っていました
出産は重いものを持って破水したところから始まり、かなり時間がかかったようです。
母はもちろん大変でしたが、祖母もだいぶ心配したそうで
生まれた瞬間から親泣かせだね
とよく言われていましたが、どうしようもないですよね。
😭💔
全足位での出産は、死産や低酸素脳症だけでなく、鎖骨が折れたりすることもよくあるようですが、私は健康に生まれて幸運でした。
現在妊娠中の皆さま、安全で無事な出産をお祈りします
医療関係は香水をつけにくい職場なので、ふんわり香るボディクリームがちょうどいい感じです。