愛読書についてリクエストがありました
私の愛読書と言えば(人に言いやすいのは)
ボリスヴィアン
「うたかたの日々」
私は少し悲しい物語が好きで、ハッピーエンドではないものを好む傾向があります。
胸が痛むストーリーが好き。泣きたい。
「うたかたの日々」は恋愛がベースです。ちょっとSF的な日常描写や、胸に睡蓮の蕾ができる奇病など独特の世界観で語られます。
ヒロインのクロエという名前が好きで、娘が生まれたらつけたいなとひそかに思っていたのですが、私の苗字に白が入るため、
(なんと結婚して改姓しても白がついた名前でした)
シロにクロ
って変じゃない?と残念に思っていました
岡崎京子さんの漫画版の素敵です
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20201114/02/miosocias/ee/c5/j/o0607108014850695737.jpg?caw=800)
10代の頃は「不条理」にはまり、カフカやカミュを読み漁っていた時期。
一番好きなのはカフカの「審判」
15歳で読んでから、今でもこの小説のようなことは起こりうるなと思って怖くなることがあります。
カフカで有名なのは、ある朝起きたら虫になっていたというストーリーの「変身」ですね。
そして徐々に人に言いづらい本を読むようになってきます。
大学生になってからは実録犯罪もの、シリアルキラー関連を読み漁りました。
あんまり良い趣味ではないですね。
でもオスカル君もシリアルキラーものが好きなので、夫婦で気が合って、最近はネットフリックスでマーダーケースばかりを見ています。
シリアルキラー関連でおススメの本は、有名なシリアルキラー、殺人ピエロの異名を持つジョンゲイシーと文通していた大学生、ジェイソンモスが書いた本
「連続殺人犯」の心理分析
ジェイソンはプロファイリングをして、ジョンゲイシーが好きそうな大学生のタイプになりすまし、実際に文通し、面会し、事件の真相を語らなかったシリアルキラーの本音を引き出そうとして最後の犠牲者になりかかる。(実話です)映画にもなっているようですね。
ジョンゲイシーや、テッドバンディを始めとする、頭のいいサイコパスは怖いですね。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20201114/02/miosocias/2c/71/j/o0809108014850695741.jpg?caw=800)
その後、研修医になってから子育て中の当直中の読書は、イジメ関連の本や、犠牲者の遺書、太平洋戦争のA級戦犯とその遺書、巣鴨プリズンなどを読んでいました。
イジメ関連に関しては、息子が中学生になって、私が知らない間に悩んでいたらどうしようという不安から読み始めました。
自殺した子供の親の多くは
悩んでいた、いじめられていたなんて知らなかった
と言います。
子供たちは、せめて家族だけにはいじめられている自分であることを知られたくないんです。だから楽しい学校生活を送っているふりをします。
イジメ関連の本では、私と同い年で、いじめ俗に「葬式ごっこ事件」とも言われ、学級担任がいじめに加担するなど日本で初めていじめ自殺事件として社会的に注目された事件の
被害者、鹿川くんが人生最後の37時間に見た風景の写真、30ページを収めた本が印象的でした。
「葬式ごっこ」―八年後の証言
自宅玄関の写真から、時間をつぶしたであろう病院の待合室、父親が勤めていたサンシャイン60、父親の実家がある岩手県盛岡を訪ねるために乗った新幹線、寒くてジャケット買ったり、本を買ったり。
そして人生の最後に見たであろう、首を吊った場所であるショッピングモールのトイレのドア・・・
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20201114/02/miosocias/c7/e2/j/o0810108014850695744.jpg?caw=800)
思い出すだけでも胸が痛い。
その他、名誉殺人、10歳など小児が起こした殺人事件、有名なブラックダリア関連の本、監禁事件、虐待などの本も合わせて何十冊読みました。
名誉殺人って聞いたことありますか?恋愛したら家族に殺されます。生きながら火あぶりです。
私は聞いた時に衝撃でした。今でも行われているんですよ。
親が認めない相手と恋をし、性交渉を持ったために火に焼かれた女性が書いた本
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ヨーロッパで12歳で誘拐、監禁された少女の書いた本
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アメリカで誘拐、監禁18年を経て助けられた女性が書いた本
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実際にアメリカで起きた事件をもとにしたケッチャムの
「隣の家の少女」
は何度か映画化されています。私は、可憐なエレンペイジが主演の「アメリカンクライム」の方を観たことがあります。こちらの方が虐待シーンがやんわりしているらしい。
今検索したら、ケッチャムは
最強鬼畜系作家
と言われているんですね・・・
ケッチャムのオフシーズンも面白いですよ!
以上、私の偏った読書歴の中から、今も自宅に保存している本たちを紹介してみました
ちなみにオスカル君の愛読書はナポレオンヒル。
自己肯定感や、自信を持ちたい人にはおすすめです。
私もオスカル君の要望で、1冊読みました。
オスカル君の一番のおすすめはこの本だそうです
↓↓
人生を変える瞑想?らしいですよ。
ク所