あの人も僕のこと好きなんだね
電車に乗っていたら、唐突に息子が私に言った。
見ると、近くのご老人がニコニコしている。
だって僕と目が合って笑ったよ
息子は6歳。
日本では目が合っても笑顔になる習慣はないけれど、ロンドンに来て皆が笑顔になるのを不思議に思っていたらしい。
みんな僕のこと好きになるんだよね
離婚を決心したとき、いきなり息子と2人きりになるのは寂しいだろう。そう考えて、忙しくて一緒にいられなかった分を取り戻そうと仕事を一時的にやめてロンドンに住んでいた。
毎日、息子を学校に送り、4時には迎えに行く毎日。週末の旅行で息子が発した一言。
あの人も僕のことが好きなんだね
それを聞いて私はとても嬉しくなった。
息子は私や、息子の父親だけでなく、双方の両親にとっての初孫で、周囲の全ての人に愛されて育ってきた。
誰もが自分のことを好き
と言う気持ちを子供の時に持てたことは素晴らしい。
これこそが自己肯定感、自信の基礎になること。
自己肯定感が低かったり、自信がなかったりする人は多いけれど、子供の頃はどうだったんだろう?
親に否定され続けたりした話もよく聞く。
本当にやめて欲しい。
それは一生の呪いになるかもしれない
先日、眠りたくないなと思った時に読んだマンガ。自信がなくて誰にも好かれないと思っているメンヘラ女子、リンゴちゃんの恋愛と成長。
最後まで読んで泣いてしまった