これまで私が最も長くファンでいた俳優は、香港のレスリー・チャンです。

ちなみに私の場合は相手が俳優であれ現実の恋愛であれ、多くの場合に「終わり」を設定しておりません。正直、熱量は少々下がることは否めませんが、ずっと気持ちは「継続」のままです。

そんな私が2020年に心をもっとも奪われたのはタイのSaintくんです。

『Love By Chance』と『Why R U?』のSaintくんです。

2022年1月3日の夜23時。ふと『Why R U?』が観たくなって11話の終わりを再生してみました。

あああ・・・、Saintくん、いい演技してはる・・・・。何度観てもなくわ、「P’ファイ、僕の手を離してくれますか」のシーン。

 

2022年。

BLドラマ作品の主役に、Saintくんが戻って来てほしい・・・!

私、結構情報に疎いので、今年は何に出るとかそういう情報を全然知らないで書いています。

『Secret Crush on You』ではエグゼクティブ・プロデューサーだし、ゲスト出演もあるし、『Sing Again』も控えてることは知っているのですが。

でも・・・。BLは・・・?

 

BLドラマの可能性についてよく考えてます。

男女の恋愛を描く通常のドラマでは、ジェンダーロールに則っている場合が殆どです。

しかし男性同士の恋愛を描くBLドラマでは、そのジェンダーロールに気付いたり、または見直すきっかけになる作品が生まれていると感じます。

さらに演じる俳優にとっても、ジェンダーロールからの解放された幅の広い演技が求められているように思います。これは野心的な俳優なら絶対に演じてみたいと思うのでは、と思うのです。

とは言え、BLドラマの中には「BLドラマ内ジェンダーロール」も新たに作られています。関係を男と女の在り方に仮託し、それを「攻めと受け」という観念のみで捉えている作品がそれです。またそれを求めている視聴者も少なくないということでしょう。

Saintくんは『Love by Chane』でも『Why R U?』でも可愛くて守ってあげたくなるような男子像が求められていたと思います。しかし彼が演じたのは、そういった「BL内ジェンダーロール」からの逸脱だったと思っています。

特に『Why R U?』で見せてくれたSaintくんの多彩な表現・・・! 男女の物語ではここまでの演技はなかなか実現しないのではないかと思うのです。

そんなわけで、2022年のタイBL界に俳優・Saintくんが戻って来てほしい・・・!というのがいろいろ欲深い私の新年の望みです。

2021年11月25日 SaintくんのIGより

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というわけで皆さま、今年もどうぞよろしくたのしく!