喧嘩した。


前にもたくさんしたけど、今回はより一層ひどく、別れ話になってしまった。


自分のせいだ。


京介は付き合ってることがばれることをとても恐れていた。


・・・初めて、想いが通じて、嬉しかったんだ。



輝に言っていなければ、未来は変わったのかもしれない。


でも、もっと一番の原因は狩屋に言ってしまったことだ。


でも、もっと大きいものがある。



自分が鏡付きの定規を持っていたせいで起こってしまった。


もともとは髪型を直したり、取れ切れていない眼やにを取ったりするのに使っていたのだ。


悪用してしまった理由、それは。



席替えで視界に移る君が見えなくなってしまうこと。



不安だった。


ただでさえ、会える時間も無くなっているのに、さらに君の姿が見えないなんて。


「(・・・自分より後ろの席に行っちゃった君が悪い・・。)」


私は、鏡で君をのぞくようになった。


今まで見えなかったものが見えた。


いつも、周りの目を気にしながらでしか見えない



君の笑顔。



周りの人たちの手を挙げる姿。


自分を非難する奴の顔色をうかがう。



まるで魔法の鏡だった。



常識的に考えて、独り占めできない君を、鏡の中だけは出来るんだと思った。




ある時だった。


鏡で君の目線が自分の目線にぶつかるようになった。


・・・見られてる・・そんなわけないよね。


気にせずに今まで通り見ていた。


独り占めできたから。



喧嘩してから3週間。ある時、君が別れてくれと言った。


まあ、自分から白黒つけろと言ったのだが。


なんでも、授業中に鏡で見ていたこと、

白黒つけない京介にイライラして、自分が家の前にいたのが原因らしい。



そして何よりも、輝に言ってしまったこと。


そして


そして



一番聞きたくなかった答え。


「もう、お前のこと好きじゃないんだ。」



わかっていた。


君はそれを言うだろうと確信していた。


君は足早に去って行った。

「ごめんね」と言った。


陰と陽


人気者の文武両刀の京介と真逆の自分。


そのうち振られるだろうとは思っていた。


あまりにも違いすぎる。


付き合った頃に初めて知った現実だった。


「君はきっと葵ちゃんでも好きになったんじゃないかなぁ・・」


どちらにせよ、もう京介の話しかける全ての人に嫉妬を覚えた。


歩いて、泣いた。


・・・この好きって気持ちをどこに置けばいいんだろう。


もうわからなかった。


君と過ごした物を見て泣いた。


「幸せだったなぁ。」


そう心に噛み締めて。




「迷惑、かけてごめんね。付き合ってくれてありがとう。」



「貴方に会えて私は幸せでした。」


「貴方も、幸せになってね。」


「大好きでした。」














初の悲恋でしたがいかがだったでしょうか。


・・・見てくれた人いるのかこれw


だいぶ遅れちゃったしなあw


まあ、あいつが見てくれたらいいや。


ここまで見てくださり、ありがとうごさいました!