保険に多く加入しすぎている

保険はそんなに必要ない

 

 

そんな論調の人も多いけど

私はそういうこと、気軽に言えない。

 

 

たとえばね、医療費。

 

 

高額療養費制度があるから

月額最高でもこれくらいの負担ですよ、

だから保険は要りませんよ。

 

なんて話を聞きます。

 

 

今の高額療養費のシステムが

10年先、20年先も

同じであると言いきれますか?

 

 

そもそも今の収入が変化すると

月額負担額も変わります。

 

 

病気になって入院した時に

個室は高いからイヤと言っても

空いてなければ、否応なく入れられます。

 

 

私が入院した時

個室しか空きがなく、勧められました。

差額ベッド代は23000円くらい。

高額療養費はもちろん対象外です。

 

 

ラッキーなことに、この後

入院予定の別の患者が

インフルの疑義があり、その方を個室へ。

おかげで相部屋になりました。

 

 

でも、夜中のいびきや

大騒ぎする患者。

骨折していて動けない人が

ベッドそばで排泄され匂いもひどかった。

 

 

こんなことなら個室に行けば

よかったな、と2日目に痛感。

 

 

お金がかかろうと、個室はその点

静かだし、落ち着きます。

好きな時にトイレも行ける。

 

 

治療方法も新しくなれば

場合によっては先進医療を使いたいと

思っても、保障がなければ自己負担。

 

 

今あるものが、ずっと先まで同じではないのが

国の制度と医療の進歩。

更に高齢化社会のしわ寄せの影響も。

 

 

だから保険会社は保険の商品を

定期的に改良を加え

今の社会保障と、医療に合うよう

都度作り直し続けています。

だから古い保険は

あまり役に立たないものもあります。

 

 

保険は要らないという人の多くは

今のことしか見ていない。

 

 

20年先困ったときに

どう責任取るんだろう?と思っちゃう。

 

 

先々に本当に困った時に

「じゃあ、保険入ろう」

と思ったって、年齢条件と健康状態によって

入れない人はたくさんいます。

 

 

私が販売していた時も、健康状態で

加入できなかった人は本当にたくさんいました。

 

 

ちなみにね、健康であっても

入れない人、条件が悪くなる人もいます。

 

 

若い子に多い、タトゥーやピルの服用者など

保険会社によっては、お断りされるとか

特定部位不担保になることも。

 

 

親孝行しようと思ったら親はなき

なんて言われますけど、保険も一緒。

 

 

保険は、欲しいと思った時に

入れなくて、後悔するんです。

 

 

ちなみに、健康な私も過去に

子宮頸がん(上皮内がん)をしているので

いい条件で入れる保険はほぼありません。

 

つまり、保険が要らない健康な時に

加入しておかなければいけないの。

 

 

ただ、今現在の高齢者は別。
 
 
高齢者が医療保険に新たに加入するのは
保険料が高すぎるので、貯蓄があるなら
無理に入る必要はないです。

 

 

高齢者の医療制度が変わるにしても

それほど先のことまで考える必要はない。

 

 

死亡保障もね、200万の葬式代のために

300万保険料払うことになる商品もあります。

 

 

保険と一口に言っても

商品ごとに保険料もしくみも違います。

 

 

同じ商品でも、契約日によって

約款(契約ルール)も違います。

 

 

安易に削ったり、加入し直したりせず

まず、今どういう状況か知り

どういう状況に自分がどう困るのか

きちんと分析してからです。

 

 

保険代理店に相談すれば

ほぼ、乗り換え募集を提案されます。

それが仕事だからです。

 

 

本当に自分の保険について考えるなら

保険を売ってないけど、保険にくわしいFPに

相談する必要ありますよ。

 

 

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